この画像はイメージです。自動運転も可能にしたメルセデス・ベンツの未来のトラックコンセプト。果たしてトラックの未来はどうなるのでしょう?
高速道路でトラックが乗用車に追突、炎上する事故が話題になっています。
こうした事故を受けて、「すでに乗用車では追突事故を防ぐ衝突被害軽減ブレーキが実用化されているのに、トラック業界は何をしているんだ!」という憤る声もあがっているようです。
たしかに、事故原因が機械的な故障ではなく、ドライバーのミスなどに起因するものだとすれば、衝突被害軽減ブレーキによって追突・炎上という事故は防ぐことができたかもしれません。
もちろん、国土交通省をはじめとする自動車業界は、その対応を進めています。すでに2012年には世界に先駆けて、総重量が22tを超える大型貨物や、車両総重量が13tを超えるトレーラーへの衝突被害軽減ブレーキ義務化が発表されています。また、車両重量12tを超える高速バスへの義務化も発表されています。
その義務化が始まるのは平成26(2014)年11月1日。間もなくです。
とはいえ、衝突被害軽減ブレーキの装着義務の対象は新型車であって、大型トラック・バスの継続生産車の装着義務化は平成29(2017)年9月1日以降。当然、すべての大型トラック・バスに衝突被害軽減ブレーキが備わるのはまだまだ先の話ですが、確実に事故を減らす方向へ進んでいるといえましょう。
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(山本晋也)