■トヨタ・ライズはダイハツ・ロッキーのOEMであり、トヨタ初のDNGA車
11月5日、トヨタから新型車「ライズ」が発売されました。ダイハツ・ロッキーのOEMであり、トヨタとしては初のDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)採用車となるコンパクトSUVです。ダイハツ・ロッキーに関してはこちらの記事をご覧ください。
全長3,995mm、全幅1.695mmの5ナンバーサイズ・ボディ、1.5Lクラス相当のトルクを誇る1.0Lターボエンジン、スプリットギヤを組み込んで伝達効率向上と変速比幅拡大を実現したD-CVT(Dは「デュアル」の意味)といった特徴は、トヨタ・ライズもダイハツ・ロッキーも共通です。詳しくは、ダイハツ・ロッキーの紹介記事をご覧ください。ここでは、トヨタ・ライズとダイハツ・ロッキーの違いをご紹介しましょう。
●顔つき、カラー設定、グレードごとの装備・価格が異なる
まず目につくのは、フロントマスクです。ダイハツ・ロッキーでは六角形の大型グリルを中央に配置しているのに対して、トヨタ・ライズは左右のヘッドライトをブラックのモールでつなぎ、その下に台形のロワグリルを設けています。パッと見は、RAV4風の弟分といった印象です。
ボディカラーは、全8色+ツートーン仕様3タイプという設定は共通なのですが、ダイハツ・ロッキーは「コンパーノレッド」、トヨタ・ライズは「ターコイズブルーマイカメタリック」という専用色をそれぞれ設けています。ちなみにターコイズブルーマイカメタリックは、トヨタ・ライズで新規開発されたカラーです。
グレード名は異なるものの、トヨタ・ライズもダイハツ・ロッキーと同様の4グレード展開です。ただ、それぞれのグレードで装備が多少差別化されており、それに伴って価格も微妙に異なります。これは、軽自動車が主力であるダイハツの中でロッキーは上級車種という位置づけになるのに対して、ライズは豊富なラインナップのトヨタ車の中では比較的エントリーカーになるという、両車のポジショニングの違いも要因になっているようです。
ダイハツ・ロッキーとトヨタ・ライズ。購入を検討する際は、フロントマスクのデザインや専用設定色の好みで決めるだけでなく、じっくりと装備表を比較したほうが良さそうです。
【主要諸元】
トヨタ・ライズ Z・2WD
全長×全幅×全高:3,995×1,695×1,620mm
ホイールベース:2,525mm
車両重量:980[1,050]kg
エンジン種類:直列3気筒DOHCターボ
総排気量:996cc
最高出力:98ps(72kW)/6,000rpm
最大トルク:140Nm(14.3kgm)/2,400-4,000rpm
トランスミッション:CVT
タイヤサイズ:195/60R17
燃費(JC08モード):22.8[21.2]km/L
※[ ]内は4WD
(長野達郎)
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