■安全性、輸送力、速達・定時性が向上
●乗客が非常停止させられる機能も
都バスで導入されているトヨタ自動車の燃料電池バス「SORA」が2019年8月6日に一部改良を受けました。今回の一部改良では、安全性、輸送力ならびに速達・定時性を向上させ、8月から販売を開始。路線バスとして活用される「SORA」は、稼働率も高く、常に高い安全性が求められることから、今回新たに、交差点の右折時にドライバーへの注意喚起を促す機能、ドライバーに急病などの異常が発生した際に、乗客が非常停止させられるシステムなどが搭載されています。
また、公共交通手段として重要である輸送力の向上と速達・定時性の両立を目指し、バスが連続して走行する際に、車両間の情報を相互に共有し、信号やバス停での分断を防ぐ機能も用意。
今回加わった「ITS Connect 路車間通信システム(DSSS:Driving Safety Support Systems)」は、路側装置と車両の通信により取得された対向車・歩行者情報、信号情報などを活用。ドライバーに注意喚起を促す機能です。