アルファード/ヴェルファイア、クラウン、カローラ スポーツが「予防安全性能評価ASV賞」を獲得【2018年度自動車アセスメント】

●「現在と将来」への対策を進めるトヨタ。2018年度の予防安全性能評価も高評価を獲得

2019年5月30日、トヨタは2018年度の予防安全性能評価の結果を発表しました。

今回の車種は、アルファード/ヴェルファイア、クラウン、カローラ スポーツで、2018年度の予防安全性能評価において最高ランクの「予防安全性能評価ASV+++(トリプルプラス)賞」を受賞しています。なお、試験結果で最高得点となったアルファード/ヴェルファイアは「予防安全性能評価大賞」も獲得。

また、同じくJNCAPの2018年度の衝突安全性能評価においては、最高ランクとなる「衝突安全性能評価ファイブスター賞」をクラウン、カローラ スポーツ、カムリが受賞しています。試験結果で最高得点となったクラウンは、「衝突安全性能評価大賞」も受賞しました。

「JNCAP」では、日本の交通事故の実態と対策の重要度を踏まえ、試験方法及び評価基準をきめ細かく定義し、毎年見直しが行われています。

2018年度JNCAPの予防安全性能評価では、歩行者の事故が夜間に多い日本の実態を踏まえて、夜間歩行者に対応する衝突被害軽減ブレーキ性能を評価項目に追加。夜間歩行者に対応する最新の「Toyota Safety Sense」を備えるアルファード/ヴェルファイア、クラウン、カローラ スポーツは、最高ランクである「予防安全性能評価ASV+++賞」を受賞したことになります。

また、2018年度JNCAPでは衝突安全の評価でも、高齢者に合わせた傷害基準の採用や、より人体忠実度が高い新型の評価ダミーへの変更なども行われています。こうした条件下で「TNGA」のプラットフォームを採用した各車は、最高ランクの「衝突安全性能評価ファイブスター賞」を受賞。

トヨタは、交通事故死傷者ゼロという究極の目標を掲げつつ、1件でも多く事故を減らしていくため、様々な観点からクルマの開発を進めています。予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の普及と進化、コネクティッド技術の活用、そして自動運転の開発はその一端としています。

一方で同社では、究極の目標に至るまで、技術開発はまだまだ道半ばの段階にあると認めています。それでもダイハツとともに、ディーラーで後付けできるペダル踏み間違い装置の対応車種を増やすなど、「現在と将来」への対策が進められています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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