メルセデス・ベンツが販売するSUVの中で最もリーズナブルな「GLA」。初の大幅改良を受けた同車が、2017年デトロイトショーで公開されました。
2013年に登場したコンパクトカー「Aクラス」と多くのコンポーネンツを共有しており、その「Aクラス」に大幅改良が実施されたことから、「GLA」の改良を受けました。
ハッチバックをベースにSUV風味をまぶしたモデルと思うかもしれませんが、「GLA」は展開するラインナップが独特。基準となるベースモデルから車高アップと悪路走破に役立つ機能を備えた「オフロード」だけでなく、逆にローダウンと専用サスペンションを奢った「スポーツ」という2タイプを設定。さらに、走行性能を追求したAMGを加えた合計4タイプが用意されています。
今回の大幅改良で最も顕著に違いが表れたのは「オフロード」で、正面に掲げるエンブレムから横に伸びるバーの形状を変更し、「GLC」「GLE」「GLS」といった上級SUVとのファミリー感を強調。さらにフロントバンパーに組み込まれた丸型フォグランプや新色キャニオンベージュがSUVらしさを一層引き立てています。
一方、インテリアは、インパネのセンターに置かれた8インチディスプレイをはじめとしたレイアウトは踏襲しつつ、シート生地や各部の加飾を変更して質感を向上させています。