ルックスをはじめ、キビキビと俊敏な走りで多くのファンを獲得するイギリス発祥の小型車ブランドのMINI。
同社の魅力には、クルマそのものに加えて、豊富なオプションを装着して自分好みのMINIをつくることが挙げられます。
そんなMINIが4月1日に販売をスタートしたのが「UK WEATHER PACKAGE」です。
気象情報のAPIデータと連携した車内天候コントロールシステム「MINI-WEATHER-CONNECTED」を搭載し、イギリスの天候をキャビン内にリアルタイムで再現。ロンドン、バーミンガム、オックスフォードとイギリス各地の天候を気軽に楽しむことができる世界初のシステムです。
再現する天候は3種類
■RAINY(雨)
ACU(雨雲コントロールユニット)がキャビンの温度、湿度、気圧、気流などを自動調整。人工的に雨雲を発生させ、雨を降らせます。
■FOGGY(霧)
カー・エアコンと連動した霧発生ユニットが、100~50μmのスチームミスト粒子を噴射。キャビンはまるで霧の都ロンドンに。
■STORMY(雷)
アンビエント・ライトによるフラッシュ照明と重低音ウーファーを搭載したサラウンド・システムにより、迫力の雷雨を再現します。
開発チーム ビッグ・フールによると、「すべてのモノがネットワークでつながるIoT時代。それはクルマの世界も例外ではありません。クルマはどんどん進化する。けれどもなくしてはならないものもあると私たちは考えています。誕生の地に敬意を払うこともそのひとつ。THE NEW MINI CONVERTIBLE UK WEATHERパッケージは、そんな私たちの想いから誕生しました。どうして「晴れ」の機能がないかって?イギリスの気候を忠実に再現したら、必要なかったからです」とのこと。
価格はMINI(ミニ)にちなんで32円。ただし、開発チームの名が示すとおり、こちらはMINIが用意したエイプリールフールネタです。
再現される天候はいずれもコンバーチブルには不向きですが、だからこそ貴重な晴れの日には日差しや爽やかな風を楽しめるコンバーチブルが愛されるのかもしれませんね。
(今 総一郎)