知っているサーキットもあれば、知らないサーキットもあるでしょう。
「CarThrottle」というYouTubeチャンネルが公開した動画で、「クルマ好きなら行ってみたい、ヨーロッパの10のサーキット」という動画です。文字どおり、ヨーロッパの10のサーキットを紹介しているのですが、F1で使われるサーキットも多いので、ご存じのところも多いでしょう。なかにはモナコみたいに、サーキットというか、ふだんはただの公道みたいなコースも出てきますが。
知っているサーキットであっても、雑学がちょっと面白い。簡単にご紹介しましょう。
1.スパ・フランコルシャン(ベルギー)
→もともとは14kmあったけど、いまは7kmくらい。ヨーロッパ最高のサーキットというひともいる。
2.サルトサーキット(フランス)
→ごぞんじル・マン24時間レースの開催コース。そのときは周囲の公道もコースの一部となる。
3アングルシーサーキット(イギリス)
→北ウェールズ西海岸の島にあるサーキットで、コースからでも穏やかなアイリッシュ海が見える。
4.ニュルブルクリンク(ドイツ)
→最初は1925年に雇用対策として造成された。73のコーナーがあって、コース長は約20.6km。YouTubeには、ここでのクラッシュ動画が7000本以上アップされている。
5.アウトドローモ・ディ・ペルグーサ(イタリア)
→シチリアの自然の湖であるペルグーサ湖を取り囲むユニークなサーキット。ホコリっぽいことと路面の特性によってスリッピーなコースになっている。
6.モナコサーキット(モナコ)
→F1のコース設営には6週間かかり、撤去には3週間かかる。1周のうちに54回もシフトチェンジが必要。
7.シャレードサーキット(フランス)
→1958年に死火山のまわりに作られたサーキット。ニュルブルクリンクを、より曲がりくねってスピードが出るようにしたようなコースだとか。
8.イモラ(イタリア)
→正式名称は「アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンゾ・エ・ディノ・フェラーリ」。1994年にローランド・ラッツェンバーガーとアイルトン・セナが命を落とした。
9.イスタンブールパーク(トルコ)
→バーニー・エクレストンによれば「世界最高のレーストラック」。ターン8を「ディアボリカ」(悪魔的なという意味。モンツァの「パラボリカ」のパロディ)、バックストレートの途中コーナーを「フー・ルージュ」(偽ルージュの意味。スパ・フランコルシャンの「オー・ルージュ」のパロディ)などと冗談で呼ぶ者もいる。
10.シルバーストーン(イギリス)
→第二次世界大戦中にイギリス空軍の爆撃機用に作られた。1950年に「グランプリ」が「フォーミュラ1」となって、ここで最初に開催された。
僕はこのなかでニュルブルクリンクとシルバーストーンだけ行ったことがありますが、サーキットは田舎にあることが多いので、のんびりした風景を楽しんだりするのにも最適です。博物館が併設されているところもあるし、週末に行けばローカルレースを観ることができたりすることもあるので、観光で行ってみるのもいいかもしれません。
(まめ蔵)