トヨタ・パッソはクラス最良の燃費性能で価格109万8655円から

トヨタ・ラインナップのボトムを支えるリッターカー「パッソ」が進化版エンジンを手に入れたマイナーチェンジを実施、クラス最良となる27.6km/LのJC08モード燃費を実現しました。

マイナーチェンジながら大々的に行なわれた発表会にはのび太(天野ひろゆきサン)と、二人のしずかちゃん(CMに出演する水川あさみサンときぐるみのしずかちゃん)が登場、進化したパッソをアピールしていました。

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マイナーチェンジ前と比べて約30%も燃費性能を改善したポイントはエンジンにあります。

最大熱効率37%というエンジンと車体における主な改良点は以下の通り。

圧縮比向上(10.5から11.5)
低フリクション化
バルブタイミングの最適化
クールドEGRの採用
減速エネルギー回生機能の強化
9km/hからのアイドリングストップ(X Vパッケージを除く)

また、標準的な「パッソ X、G」と華やかな「パッソ+Hana」という2つのバリエーションを明確として、ラインナップを充実させています。

「パッソ+Hana」には、シンジュパールマイカのルーフを組み合わせた2トーンカラーを用意しているほか、クリアピンクのインナーレンズを使ったリヤコンビネーションランプ、ドアミラーやアウトサイドドアハンドルにシンジュパールマイカのアクセントを入れるなどしています。

また、インテリアカラーも標準的なグレードではモカとなっているの対して、+Hanaはエボニーブラウンとしています。さらにメーターパネルなどにピンクゴールドの加飾を与えています。

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発表会では、しずかちゃん仕立てのスペシャルカー(タケコプター付き!)も展示されたパッソ。燃費性能の向上だけでなく、内外装のリフレッシュにより、注目のコンパクトカーとなりそうです。

メーカー希望小売価格は、X系が1,098,655円~1,472,745円、+Hanaが1,355,891円~1,605,273円となっています。

 

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(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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