2013年1月11日から13日まで幕張メッセで開催される東京オートサロン2013。
東京オートサロンってチューニングカーだけの祭典だと思っている方も多いのではないでしょうか。確かにメーカーのチューニングブランド、例えばNISMOやTRDなどはオートサロンでコンプリートカーを発表することが多いといえます。
今年、2012年の東京オートサロンでは日産からマーチNISMOのコンセプトカーがアンベールされています。
しかし、1日あたりの来場者数が東京モーターショーを大きく上回る東京オートサロンをメーカーがコンプリートカーのためだけにしておくはずがありません。全くの新車をオートサロンで発表することも多いのです。
鮮烈な記憶として残る新車の発表といえばスカイラインのGT-R。R33GT-Rは市販の新型車としては初めて、1995年の第13回東京オートサロンを発表の舞台としていました。続くR34GT-Rも1999年の第17回がデビューの舞台。
まさしくオートサロンになくてはならない車種となったスカイラインGT-R。しかし、オートサロンで発表される新型車はスポーツ志向の車だけに留まりません。
トヨタのbB、その初代は2000年の第18回で発表されました。スポーツチューニングだけではない、オーディオやドレスアップに向けたカスタムが盛り上がっていた東京オートサロンとbBのコンセプトが合致した、というわけです。bBはモデルチェンジした2代目も含めて東京オートサロンの出展車両では隆盛を誇る車種となりました。
東京オートサロンはそういう意味ではかなり敏感に時代を反映しています。だからこそ、その時代時代で発表される車種にも変化が起ります。
新しいところでは2011年の第29回でスズキのMRワゴンが発表されます。この時期は明らかに軽自動車が大人気。様々なカスタム軽が並ぶ中に突如スズキブースに現れた新型MRワゴンは大注目でした。
次はどんなクルマが登場するでしょうか?
(北森涼介)