オービスが設置されていない新東名では、当面、スピードの取り締まりは覆面パトカーやパトカーが行なうことになります。実際、新東名を走っていても「覆面パト取締中 静岡県警高速隊」の警告板が10~20㎞おきに設置されていて、いやでも目につきます。
覆面パトカーの車種は基本的にクラウンアスリートなどのセダンが中心です。最近はセダンが少ないので、地元ナンバーのセダンに注意すれば大幅なリスク軽減になります。取り締まり時には青い制服を着た警官が2人乗っていますが、制服がわかりにくいように着座位置を低くしているのもポイントです。
追尾式速度取り締まりの場合、同一速度での追走による計測が原則ですので、たとえ覆面パトカーを追い抜いても、慌てず直ちに減速して追走されるのを回避すれば、速度違反で取り締まられるとは限りません。
なお、高速道路で気を付けたいのは通行区分違反。
追越し車線をずっと走っていると(たとえ合法速度でも)取り締まられるから注意。高速道路における違反取り締まり件数では、スピード違反に次ぐNO.2が通行区分違反なのです。
道路交通法では「追越しが終了した後は速やかに走行車線に戻り安全な速度で走行しなければならない」とされているので、その気になれば追越し車線走行車はコレでいくらでも取り締まることができてしまいます。
ですので走行車線が空いていたら、すぐ走行車線に戻るように習慣付けておきましょう。
ちなみに高速道路での違反取り締まりNO.3は携帯電話使用。
「走行中はそんな誰も見ていないでしょ」っていうのが甘い。「単調な高速道路だし、前方の安全は確認しているからいいや」って携帯で話していて、視線を感じてふと横を見ると覆面パトの警官と目が合った、というのはまんまネタみたいなものです。
携帯で話していると、どうしても横や後方への注意が疎かになることを自覚しておきましょう。
(OGⅢ)