BMW 3シリーズがシフトレバーを廃止、最新の「カーブドディスプレイ」を採用

■フェイスリフトでキリッとした顔つきにリフレッシュ

2021年9月20日(火)、BMW3シリーズ(セダン、ツーリング)がマイナーチェンジを受け、同日より販売を開始しました。デリバリー開始は、同年9月下旬以降の予定となっています。

BMW3シリーズ
フェイスリフトを受けたBMW3シリーズ

今回のフェイスリフトにより、ひと目で鋭い顔つきになったことが分かります。最新のBMWデザイン言語に基づき仕立てられたエクステリアは、デイタイムランニングライト付の最新のLEDヘッドライトを装備。

BMW3シリーズ
最新のデザイン言語に基づく顔つきに

よりキリッとした顔つきになり、ダブルバー採用の伝統のキドニーグリル、ワイド化されたフロントエプロンによりパワフルな印象も受けます。

リヤまわりは、リヤコンビネーションライトが、より細く水平なラインになり、テールパイプ径を90mmまたは100mmとすることで、パワフルな雰囲気をまとってます。

BMW3シリーズ
ツーリングの走行イメージ

一方のインテリアには、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させた最新の「カーブドディスプレイ」を搭載することで、優れた視認性と高い操作性を実現したとしています。

BMW3シリーズ
シフトレバーが廃止され、スイッチレバー式に

トランスミッションのシフトレバーが廃止されると共に、BMWならではのiDriveコントローラーまわりはすっきりとした意匠になり、モダンな仕立てになっています。なお、シフトレバーの廃止に伴い、パドルシフトが全車に標準装備されています。

そのほか、先進安全装備は、改良前と同様にBMW最新のシステムが与えられています。

高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力を有する最先端運転支援システム、最新世代の安全機能を標準装備。高速道路での渋滞時は、「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」により、一定の条件下でステアリングから手を離しての走行が可能になっています。

BMW3シリーズ
12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させた最新の「カーブドディスプレイ」
BMW3シリーズ
マイナーチェンジを受けた3シリーズのインパネ

さらに、最新世代のコネクティビティの搭載により「OK、BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能。「Apple CarPlay」に対応するのはもちろん、スマホで事前に検索した目的地を車両に送信するなど、利便性の高さも特徴となっています。

BMWの主力モデルとして日本でも人気の3シリーズ。今回のマイナーチェンジによりメルセデス・ベンツCクラスやアウディA4などとのライバルとの販売競争も激化するはずです。

●ボディサイズ:全長4720×全幅1825×全高1440mm(セダン)、全長4720×全幅1825×全高1450mm(ツーリング)

●価格帯
3シリーズセダン:548万円〜1040万円
3シリーズツーリング:627万円〜1067万円

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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