メガウェブの跡地がスポーツの聖地に。トヨタが次世代アリーナ「TOKYO A-ARENA(仮称)」を建設

■トヨタとトヨタ不動産、トヨタアルバルク東京の3社による共同プロジェクト

2022年8月29日(月)、トヨタ自動車、トヨタ不動産、トヨタアルバルク東京の3社は、トヨタのショールーム施設であったメガウェブの跡地に、次世代アリーナ「TOKYO A-ARENA(仮称)」を建設すると発表しました。同時に「TOKYO A-ARENA PROJECT」を推進すると明らかにしました。

TOKYO A-ARENA(仮称)
TOKYO A-ARENA(仮称)の外観(イメージ)

メガウェブは、東京都江東区のお台場にあったショールームで、国内外から数多くの来場者を集めていました。

新アリーナの「TOKYO A-ARENA(仮称)」は、バスケットボールを中心とした新世代アリーナ。B.LEAGUE1部に所属するアルバルク東京がホームアリーナとして利用するのをはじめ、バレーボールや卓球などの室内競技、アーバンスポーツ、パラスポーツ、eスポーツなどの舞台として、幅広くスポーツの魅力を届ける役割を担います。

また、多様な観戦の楽しみ方の提案、最新技術の導入を通じて、次世代スポーツエクスペリエンスの実現を目指すとしています。

TOKYO A-ARENA(仮称)
TOKYO A-ARENA(仮称)の内観イメージ

東京オリンピック・パラリンピックを見ていても分かりましたが、ご存知のとおり、トヨタは多種多様なアスリートをサポートしています。同アリーナ建設でもこうした姿勢が元にあるのがうかがえます。

推進するとしている「TOKYO A-ARENA PROJECT」は、「可能性にかけていこう」というコンセプトを掲げ、様々なパートナーとともに、スポーツ、モビリティや、サスティナビリティなどの領域を中心に、様々な可能性が集積し、その可能性が解き放たれる場所となることを目指すそう。

TOKYO A-ARENA(仮称)
TOKYO A-ARENA(仮称)の外観イメージ

ほかにも、敷地内にある2つのパーク(屋外空間)活用による地域の賑わいへの貢献、アリーナ内のゴミ削減のほか、国内のアリーナ初となる、LEED(Leadership in Energy and Environmental Design/米国グリーンビルディング協会が運営する建築や都市の環境性能評価システム)認証取得を検討中だそう。

また、青海に「青い海」を取り戻すため、地域の方や来場者とリサイクル、リユースなど持続可能なライフスタイルを一緒にデザインしていくアリーナを目指す構えです。

TOKYO A-ARENA(仮称)
TOKYO A-ARENA(仮称)の内観イメージ

豊田章男社長は、社長になってからの13年間、平穏無事と思える時は一度もなく、それでもアスリートの最後の最後まで諦めない姿勢に励まされてきたそうです。どうしたらスポーツに恩返しができるか、という問いの答えが今回の新アリーナ、新プロジェクトの決定だったそう。

今回の新たなアリーナの計画には、「スポーツ/アスリートへの感謝」「可能性へ挑戦する人をサポートし続けたい」という想いが込められています。東京オリンピック・パラリンピックのレガシーと共に、新設される「TOKYO A-ARENA(仮称)」により、お台場周辺がスポーツの聖地になることが期待されます。

(塚田 勝弘)

【関連リンク】

PJ特設サイトホームページ
https://www.alvark-tokyo.jp/a_arena/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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