SUV車種などのサイドアンダーミラーはなぜ必要？付いてる意味、鏡に映る像の見方は？【真夏の汗だく実験で探ってみた】 | jimny sierra 2018 under mirror | 16枚目の写真（全27枚）
登場ホヤホヤ！ （2021年）8月2日に発表されたばかりの新型ランドクルーザー（300シリーズ）。
携帯電話のフラッシュランプ。これをヘッドレストにゴムバンドで固定した。
しゃがんでiPhoneを接地させ、液晶に映るアンダーミラー内のランプが見え隠れする部分を探す。
アンダーミラーの赤丸内が、運転席ヘッドレストに固定したフラッシュランプの光･･･小さすぎてわからないぞ！
デジタルカメラに代え、iPhoneのときと同じ動作をしていく。
従来のランクル200は、フェンダーの2面鏡が全車標準。全車オプションのマルチテレインモニターを選んだ場合は省かれた（写真は2015年型。）。
うーん、いい調子だ。
液晶でここまで大きくできれば、目的を何とか達成できる･･･はずだったのだが。
思いっきりずれていた。
レンズ、カメラ内部の撮像素子が地面から離れているから、得られる画像は地面からのものにはならない。あたり前のことである。
最初の「方法1」からこの形をあぶり出すまで、たぶん4時間以上かかっている。なのに得られたのはたったこれだけの白チョークの線。でも非常に愛おしく、永遠に消えないでほしい。
暗くなってきた中、足さぐり、手さぐりのトライ＆エラーが続く。
フロントにまわって。当然ながら、映り込むボディはごく一部。ミラー上の赤い「E」は、ボディ、地面の「E」が一致したものなのだ。かなりややこしい。
まずリヤから。ミラーの「A」「B」はミラーの左辺となる。「C」「D」はボディー側に。地面の「E」の赤ラインは、ミラーの赤い「E」ラインと一致する。
すべて筆者の測定値。おおよそのものとお考えください。クルマの横は2m、さらに車両のななめ後ろまで映していたのは意外だった。
新型になってフェンダー上から左ドアミラー下に引っ越しした現行ジムニーのアンダーミラー。本気で使おうとしたら、こちらも相当頭がややこしくなりそうだ。
先代ランドクルーザー（200シリーズ）の2面鏡式補助確認装置。写真は2007年登場時のもの。
さすがクルマに近いだけに、ミラーでも目視でもしっかり確認できる。
横方向でいちばん遠く離れている場合。ミラーが周囲にいくほど曲率が上がるので、映っていてもわかりにくく、かつ、目視しようとしてもピラーに隠れて見えない。
ミラーでの見え方はほぼ同じ。目視ではリヤガラスからわずかに見えるようになった。
映るエリアの最後端。横方向の移動はわずかだが、ミラー上での動きは大きい。こちらも目視ではわずかに見えるていど。
さて、どうなる？
地面に寝そべる子どものつもり。決してうちの車庫で殺人事件が起きたのではありません。
ミラー内では見え方が逆になるのだ。
いちばん高いZXにも･･･、
いちばん安いGXにも、アンダーミラーはない。
ねえ、きみはいつもどこを映してくれているの？
