■「シチリアオレンジ(500 / 500C Cultのみ)」と「ポンペイグレー」の2色を追加
欧州Aセグメントのフィアットのスモールモデル「500(チンクエチェント)」「500C(チンクエチェント・シー)」に、新グレードの「Cult(カルト)」「Dolcevita(ドルチェヴィータ)」が設定され、2021年6月5日(土)から販売されます。
現行車の中でもほかに例がないほど、数多くの限定車・特別仕様車を設定してきたフィアット500/500C。今回は新グレードの設定で、従来の「1.2 Pop」と「Lounge(ラウンジ)」は、在庫がなくなり次第、販売終了になります。
新グレードの「500 / 500C 1.2 Cult」は、クルーズコントロールやパドルスイッチ、スピードリミッターが標準装備され、高速道路で快適なドライブが楽しめるほか、手元でマニュアル感覚の操作が可能など、操る楽しさが高まっています。また、シートカラーとドアトリムカラーがブルーに変更され、モダンなインテリアに仕立てられています。
「500 TwinAir Dolcevita」にもクルーズコントロールが標準化されたほか、フロントフェンダーに「Dolcevita」トリムバッジを追加。シートカラーは、「ブラック/アイス」の2トーンに変わり、上質なムードが漂うキャビンに。
ボディカラーは、「シチリアオレンジ(500 / 500C Cultのみ)」と「ポンペイグレー」の2色が新色として設定され、「ボサノバホワイト」「パソドブレレッド」を合わせた計4色展開となっています。
なお、新色2色と「パソドブレレッド」は、5万5000円の有償色になります。
価格は、1240ccの直列4気筒エンジン(69PS/102Nm)を積む「500 1.2 Cult」が200万円、875ccの直列2気筒ターボ(85PS/145Nm)を搭載する「500 TwinAir Cult」が221万円、「500 TwinAir Dolcevita」が261万円、「500C 1.2 Cult」が266万円です。
組み合わされるトランスミッションは、全車ATモード付5速シーケンシャルの「デュアロジック(シングルクラッチ)」で、駆動方式はFFのみ。
3代目となる次期フィアット500は、EV化されますので、ガソリンエンジン車の味わいを新車で堪能するには、そろそろラストチャンスかもしれません。
(塚田 勝弘)