■すでに2年待ちの状態で、生産計画の見直しも
昨年11月26日(木)に正式に発表された、ミツオカ初のSUVモデル「Buddy(バディ)」の発売日が決定し、2021年6月24日(木)となったことがアナウンスされました。
「ミツオカ・バディ」は、光岡自動車が創業50周年を迎えたその記念モデルとして発売した、2代目シボレーコルベットをモチーフに1960年代をイメージした「ミツオカ・ロックスター」に続く、アメ車風オリジナルモデルとなります。
このバディについては、限定モデルではなく通常モデルとしてラインナップします。
車両はトヨタRAV4をベースとしているものの、フロント部分はフェンダーより前方、リア側はフェンダー、バンパー、リアゲートカバー等がそっくり入れ替わっており、印象は大きく異なっています。
これまでミツオカ車両はFRPでの外装パーツを製作する方式でしたが、このバディからは一般的な自動車の外装に使われるABSやPPといった素材を使用するなど、品質向上を狙ってその生産方式も大きく変更されています。
ちなみにそのボディサイズは、全長4730×全幅1860×全高1685(mm)。最低地上高は195mm(ハイブリッド車は190mm、20LXは200mm)となります。
グレード展開は、2Lガソリンエンジン搭載の「20LX」「20DX」「20ST」、2.5Lエンジンにハイブリッドを組んだ「HYBRID DX」「HYBRID ST」の5グレード。価格(税込)は469万7000円(20ST)から589万9300円(HYBRID DX)となっています。
バディ発表および先行予約受付開始時に、6月以降に発売することはこれまで発表されていましたが、今回はその詳細な日程が発表されたと同時に、先行予約分の生産がスタートしたこともアナウンスされています。
その生産開始イメージ動画も光岡自動車のホームページで公開され、このWeb限定動画はこれから発売日までに全3回の配信を予定しているそうです。
ティザー公開直後から大きな反響を呼んだバディ。発表後も多くの問い合わせを受けているということから、当初予定していた年間150台の生産計画を、2022年度以降は年間300台に見直したといいます。
それでも現時点での納期は2023年春頃の見込みとのことです。
(青山 義明)