■エントリーグレードでも充実の先進安全装備
ひと度ステアリングを握れば、スポーツワゴンと呼べるほど高い操縦安定性、フットワークを披露してくれるのがBMW 3シリーズツーリングです。現行型は引き締まった乗り味、静粛性の高さを享受できます。
2020年9月17日、そのBMW 3シリーズツーリングに、新たに「BMW 318iツーリング」が追加されました。「BMW 318i Touring」が523万円、「BMW 318i Touring M Sport」が584万円で、エントリーグレードになっています。
2.0L直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力は156PS(115kW)/4,500rpm・最大トルクは250Nm/1,300-4,300rpmで、WLTCモード燃費は13.3km/L。
エントリーグレードといっても装備は充実しています。「BMW 318iツーリング」には、高性能3眼カメラ、高性能プロセッサーおよびレーダーにより、精度と正確性の高い最先端の運転支援システムが装備されています。これにより、日本でBMWが最初に認可を取得した「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」が使えます。
「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」は、筆者も何度か試す機会がありましたが、同機能は、高速道路での渋滞時に運転をサポートし、披露を軽減するもの。
なお、車内を検知するカメラが用意されていて、よそ見をすると同機能は警告後に解除されます。絶えず前方に注意し、周囲の道路交通や車両の状況に応じてすぐにステアリングを操作することができる状態であれば、60km/hまで、ステアリングから手を離して走行できます。
ほかにも、衝突回避被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)はもちろん、ストップ&ゴー機能付のアダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクション、クロストラフィックウォーニングが標準装備されています。これにより「サポカー」の補助金対象モデルに認定されています。
さらに、「パーキングアシスタント」には「リバースアシスト機能」も用意されています。こちらは、車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となる機能。狭い道で対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに自動的に復帰できます。
また、テレマティクスの「BMWコネクテッドドライブ」が標準装備され、スマホ向けアプリにより、車両情報やニュースなどもチェックできます。なお、ボディサイズは、全長4715×全幅1825×全高1470mmです。
(塚田勝弘)