既存車向けの「Toyota Safety Sense」の衝突被害軽減ブレーキに昼間の歩行者検知機能を追加できるソフトウェアを発売

■現オーナーや中古車を新たに買う顧客に安心、安全を提供

現在は、軽自動車や軽商用車も含めて衝突被害軽減ブレーキの標準装備化が進んでいます。一方で、街中を走る既存車の中には衝突被害軽減ブレーキが搭載されていないモデルも多くあります。

トヨタなど各自動車メーカーは、既存車向けのペダル踏み間違いによる加速抑制装置をリリースしています。

トヨタセーフティセンス
トヨタが既存車向けの「Toyota Safety Sense」をアップデートできるソフトウェアを発売

そんな中、トヨタは、既販売車両の「Toyota Safety Sense」の「プリクラッシュセーフティ(衝突被害軽減ブレーキ)」において、検知対象が車両のみのクルマに、昼間の歩行者検知機能を追加するソフトウェアのアップグレードを開始すると発表しました。

私が販売店などで取材した限りではありますが、マイナーチェンジや一部改良を機に「Toyota Safety Sense」など衝突被害軽減ブレーキの進化・アップグレードがされると、同装備を目的に同じモデルを買い替える(乗り換える)人もいるくらいなので、今回のソフトウェアによるアップグレードはまさに朗報。

価格も4,180円(消費税込み、取付費別)と比較的リーズナブルなので、ぜひ対象モデルに乗っている方は、トヨタ販売店でアップデートしたいところです。

トヨタセーフティセンス
既存車向けの衝突被害軽減ブレーキに、昼間の歩行者検知機能が追加できる

対象モデルと発売予定時期は、アクアが9月10日(年式:2015年11月~2018年4月)、ヴィッツも9月10日(年式:2015年6月~2018年5月)。

10月にはノア・ヴォクシー・エスクァイア(年式:2016年1月~2019年1月)とシエンタ(年式:2015年7月~2018年9月)を予定。

さらに、11月にはポルテ・スペイド(年式:2016年6月~2019年7月)とプロボックス・サクシード(年式:2016年8月~2018年11月)とJPN TAXI(年式:2017年10月~2019年3月)が予定されています。

(塚田勝弘)

【関連リンク】

トヨタアフターサービス
https://toyota.jp/after_service/tenken/pcskit/

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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