その姿を見て「こんな仮面ライダーみたいな…」と社長も驚いた前衛的デザイン【真説「スズキ初代カタナ」第8回】 | SUZUKI_KATANA_HISTORY_8_4 | 4枚目の写真（全6枚）
モックアップとは、バイクやクルマをデザインしていくときに試作される実物大の模型のこと。イラストではわからないボリューム感や立体的な面の組み合わせなどを確認する。（画像提供：TARGET DESIGN）
横内さん（左）はGSXシリーズのあとに新しい「油冷」というシステムを考案し、世の中をアッと言わせた大排気量レーサーレプリカ「GSX-R750／1100」シリーズを開発したことでも有名だ。中央は谷政雄さん、右は元スズキワークスレーサーの水谷勝さん（2005年10月撮影）
大柄な車体と4本マフラーにより排気量以上の存在感を持っていたGT380B（1972年）も人気モデルのひとつ。空冷2スト並列3気筒エンジンはなめらかで扱いやすく、乗りやすいという評判もあった。
それまでのバイクとは一線を画した斬新すぎるスタイリングは、立ち会った人たちを無言にさせた。これだけのスタイリングを持ちながら、フレームや足まわりなどの基本骨格はGSX1100Eとほぼ変わらないことに驚く。（画像提供：TARGET DESIGN）
GSX1100Eはスズキのフラッグシップとして1980年に登場。その性能は国内外のジャーナリストに高く評価された。デザインは無骨で当時の重量車らしさを感じる。
試作車はあくまでも1品製作。量産できるかどうかまで深く考慮されていない場合が多い。この美しいフォルムそのままに量産できるのか。そもそもこのバイクはユーザーに受け入れられるのか？（画像提供：TARGET DESIGN）
