受注停止していたトヨタ「ヤリス」「ヤリスクロス」が一部改良。注文再開も納期は要確認!?

■ヤリス、ヤリスクロスの「コネクティッドナビ」を5年間標準化

2023年秋以降、事実上、受注停止状態だったトヨタ・ヤリス、ヤリスクロスが、2024年1月17日に一部改良を受けました。

両モデルともに1月10日現在、工場出荷時期目処については「販売店に問い合わせください」と同社のホームページに掲載されているため、まだ時間が掛かるか、再度受注停止になっている可能性もあります。気になる方は近くの販売店に問い合わせする必要があります。

一部改良を受けて質感を高めたトヨタ・ヤリス
一部改良を受けて質感を高めたトヨタ・ヤリス。写真はハイブリッド車の2WD

一部改良の内容は、両モデル共通点としてヤリス、ヤリスクロスともに、メーター部に7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが標準化(ヤリス「X」、「U」をのぞく)されています。

さらに、最新のディスプレイオーディオが搭載され、「コネクティッドナビ」が5年間標準で付帯。「X」グレードには「ナビレディパッケージ」が設定されています。

一部改良を受けたヤリス クロス。写真はハイブリッド車の2WD
一部改良を受けたヤリス クロス。写真はハイブリッド車の2WD

先進安全装備もアップデートされ、プリクラッシュセーフティの検出対象範囲を、交差点での出会い頭時の車両や自動二輪車に拡大されるなど、最新の「Toyota Safety Sense」が採用されています。

また、ヤリス「Z」、ヤリス クロス「Z」「G」は、内装の加飾が一部ガンメタリックに変更されています。そのほか、ボディカラーに新色の「マッシブグレー」を追加。

●ヤリス、ヤリスクロスの外観デザインをリフレッシュ

今回の2モデルを個別にチェックすると、ヤリスは、ラジエターグリルをより躍動感を抱かせる洗練されたデザインを変更。また、「Z」グレードのシート表皮に、合成皮革+ツィード調ファブリックが用意されています。

ヤリス「Z」のインパネ。写真はハイブリッド車/2WD
ヤリス「Z」のインパネ。写真はハイブリッド車/2WD

ヤリスクロスは、「GR SPORT」をのぞきアッパーグリルのパターンがよりSUVらしい力強いデザインに変更されました。さらに、「X」、「U」をのぞき、コンソールボックス付フロントソフトアームレストが備わり、ポケッテリアの充実で利便性が向上しています。

ヤリス クロス「Z」のインテリア。カラーは「カーキ」
ヤリス クロス「Z」のインテリア。カラーは「カーキ」

そのほか、サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」の第2弾として、ヤリス、ヤリス クロスに「U」グレードが設定され、ハードウエア・ソフトウエア両面のアップグレードに対応したほか、コネクティッド活用による利便性も享受できます。

「デジタルメーター+7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」を採用
「デジタルメーター+7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」を採用

なお、ヤリスの「U」グレードは、KINTOのホームページでは、納期目処は3ヵ月~4ヵ月程度、ヤリスクロスの「U」グレードには、2ヵ月半~3ヵ月半程度と記載されています。確実に乗りたいのならヤリス、ヤリス クロスに限らず、KINTOを検討する手もあります。

●価格帯
ヤリス:150万1000円~269万4000円
ヤリスクロス:190万7000円~315万6000円

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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