TOYOTIRESフィーバー!! 川畑選手、藤野選手が相次いで優勝【D1GP EBISU DRIFT】

■完璧な週末

TEAM TOYOTIRES DRIFTのピットは、ピットウォークでも大人気です
TEAM TOYOTIRES DRIFTのピットは、ピットウォークでも大人気です

8月26日(土)、27日(日)に福島県・エビスサーキット西コースで開催された、2023 GRAN TURISMO D1GPシリーズ第5戦、第6戦では、TEAM TOYOTIRES DRIFTの川畑真人選手と藤野秀之選手がそれぞれ優勝しました。

さらに、第5戦の単走優勝も藤野選手。第6戦で単走優勝した松山北斗選手もTOYOTIRESサポート選手なので、TOYOTIRESとしては完璧な週末になりました。


●第5戦は川畑選手がGR86で3勝目をマーク

第5戦は藤野選手が安定した走りで単走優勝
第5戦は藤野選手が安定した走りで単走優勝

まずは土曜日の第5戦。藤野選手、川畑選手のGR86は2台とも好調のため、大きな仕様変更はなく大会に臨みます。単走では、藤野選手が2本目に大きな振りでコーナーに飛び込み、コーナー中でも大きな角度を維持して98.39点とトップの得点を叩き出します。

GR86に乗る村上満選手が同じ98.39点を出しましたが、もう1本の走行の点数で藤野選手が上まわっていたため、藤野選手の単走優勝となりました。なお、川畑選手も98.21点という高得点で単走を4位通過しました。

追走トーナメントでは、藤野選手、川畑選手ともにベスト8に勝ち上がりましたが、藤野選手は長年の宿敵・中村直樹選手と対戦。後追いから1コーナーでオーバーランして敗退となってしまいました。

藤野選手は「直線でちゃんと捕まえてないとやっぱり直樹(中村選手)が振って、自分が振って距離を詰めようと思って行くと、けっきょく後ろはオーバースピードになるので、それが原因です」とのことでした。

第5戦のベスト8。藤野選手は中村選手に敗れました。
第5戦のベスト8。藤野選手は中村選手に敗れました

いっぽうベスト4に勝ち上がった川畑選手は、藤野選手を破った中村選手と対戦。後追いからはきっちり接近ドリフトを決め、中村選手にインカットやフライングの減点が入ったこともあって勝利しました。

大きなミスなく走った川畑選手が第5戦で優勝。
大きなミスなく走った川畑選手が第5戦で優勝

決勝に勝ち上がった川畑選手の対戦相手は、単走2位の村上選手。じつは2人は仲がよく、1週間前にも一緒に練習をしたばかりだったそうです。それもあって、川畑選手は余計な力みもなくリラックスして決勝に臨むことができました。

しかし、初の決勝進出だった村上選手のほうは力みすぎていたようです。

1本目、後追いの村上選手は1コーナーとヘアピンコーナーの両方でオーバーラン。川畑選手に大きなアドバンテージがつきました。2本目は村上選手もいい走りを見せましたが、川畑選手に大きなミスはなく、川畑選手が昨年の第7戦以来の優勝を決めました。

川畑選手は、GR86投入以来、すでに3勝です。
川畑選手は、GR86投入以来、すでに3勝です

川畑選手は「乗っているほうとしては、あ、負けたかなって思ったシーンは何回かありました。なんでアドバンテージ取れたときとかはちょっとラッキーだなって思いながらやっていました。でも、やっぱり結果はまず大事なんで、結果が出せたことは嬉しいですね。もちろんパーフェクトウィンで、もっとカッコいい走りをして優勝できるっていうのが一番求めていることなんで、そこに関してはまだまだやっていかないといけないです」と話してくれました。

●第6戦は藤野選手が優勝し、ランキング首位に

第6戦は第5戦の翌日に同じコースで行われました。

川畑選手は車速もあり、アクセルONの時間も長いダイナミックな走りを見せましたが、進入でインカットの減点をとられ、単走敗退となってしまいます。「朝イチの練習でちょっと乱れちゃったんですよね。あ、やばいなやばいなって乱れたまま本番迎えて、ちょっとそこを修正しきれなかったですね」と語っています。

走りはカッコよかった川畑選手でしたが、減点をとられてしまいました。
走りはカッコよかった川畑選手でしたが、減点をとられてしまいました

いっぽう藤野選手はコーナーでの安定した姿勢などで得点を稼ぎ、98.56点と、前日よりも得点を上げてきましたが、鋭い振り出しや振り返しを見せた松山選手が98.75点をマークしたため、単走優勝はなりませんでした。

そして追走トーナメント。ベスト16の藤野選手の対戦相手である齋藤太吾選手は、単走後のエンジントラブルでリタイヤとなり、藤野選手は不戦勝でベスト8に進出します。

藤野選手は、ベスト8では同じGR86の石川隼也選手を倒し、準決勝でもGR86の日比野選手と対戦します。1本目の走行では日比野哲也選手に大きなアドバンテージをとられてしまいましたが、ここでにわか雨が降り競技が中断されます。ウエット路面での再開となった準決勝2本目、日比野選手は1コーナーで止めきれずにオーバーラン。藤野選手はきっちり走って逆転し、決勝進出を決めました。

ウエットの難しい路面コンディションでも藤野選手はきれいにドリフトを合わせました。
ウエットの難しい路面コンディションでも藤野選手はきれいにドリフトを合わせました

藤野選手の決勝の対戦相手は、同じくPROXES R888R Driftを履くGRスープラの松山北斗選手。昨年このコースで初優勝し、今回も単走優勝している松山選手の武器は、強烈な振りと角度でした。

しかし、準決勝の途中で降った雨が藤野選手に味方しました。松山選手はウエット路面ではドライ路面ほどの思い切った走りは出せず、コントロール性に優れるGR86に乗る藤野選手が、やや失速ぎみになった松山選手にも角度を維持したままきっちりドリフトを合わせます。藤野選手アドバンテージ。2本目も見事な走りをする藤野選手に対し、松山選手はラインが小さくなるなどして大きなアドバンテージは取り返せず、藤野選手が5年ぶりの優勝を決めました。

じつは決勝では5連敗中だった藤野選手。5年ぶりの優勝となりました。
じつは決勝では5連敗中だった藤野選手。5年ぶりの優勝となりました

そしてこのラウンドの結果、藤野選手はシリーズポイントでも首位に立ちました。とはいえ、まだ4戦残っていて、1pt差で松山選手に追われている展開となっています。2023 GRAN TURISMO D1GPシリーズ次戦は2023年10月28日(土)、29日(日)に大分県のオートポリスで開催です。

(文:まめ蔵/写真提供:サンプロス、まめ蔵)

この記事の著者

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まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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