■5人乗り仕様のみで、ガラスルーフやアロイホイールも未設定のシンプル仕様
最近の日本では、ルノー カングーが人気に火をつけたフレンチMPV。ステランティスは、シトロエン・ベルランゴを皮切りに、プジョー・リフター、フィアット・ドブロを上陸させています。ベルランゴは、シトロエンの日本国内販売の約半数を占める人気モデルになっています。
そのカジュアルでポップなエクステリアが特徴のシトロエン・ベルランゴに、特別仕様車「BERLINGO FEEL PACK(ベルランゴ・フィールパック)」が設定され、2023年6月29日に発売されました。
この特別仕様車は、ベルランゴのメイングレードである「SHINE(シャイン)」に設定されている装備を簡略化することで、よりシンプルに仕立てられています。
車内上部にある収納スペースが廃されたことで、積載容量がアップ。より自由度の高いラゲッジスペースが確保されています。また、ガラスルーフやアロイホイールといった装備も未設定で、「道具感」のあるトランスポーターとしての性格が強調されています。
なお、今回の特別仕様車は、5人乗り仕様のみになります。ボディカラーは「ブランイシ」「グリプラチナム」の2色。
なお、「BERLINGO FEEL PACK」の発売を記念し、2023年7月15日(土)~17日(月・祝)に、全国のシトロエン正規販売店でフェアが展開されます。
期間中に来場すると「シトロエンオリジナル ジュートバッグ」がプレゼントされます(在庫がなくなり次第終了)。
地球にやさしい天然麻素材が使われたスクエア形状のトートバッグで、シトロエンの小型商用車の元祖2CV FOURGONNETTE(フルゴネット)がプリントされています。
ベルランゴに限らず、資材や輸送費の高騰などの理由により価格改定が繰り返され、新車価格は年々上がっています。
ベルランゴの日本登場時のデビューエディションは、325万円でしたが、いつの間にか400万円を超え、430万円を超える特別仕様車も設定されています。少しでも価格を抑えた特別仕様車を設定することで、さらなる拡販が図られています。
●価格:413万円
(塚田 勝弘)