■上級グレードの「PLUG-IN HYBRID」と「SHINE PACK」は、ダークブルーのナッパレザーに
2022年11月1日(火)、シトロエンは「C5 AIRCROSS SUV」のフェイスリフトを実施しました。
CセグメントのミドルサイズSUVは、同ブランドが100周年を迎えた2019年に登場したブランド初のSUV。
新世代の「魔法の絨毯のような乗り心地」を標榜する独自のサスペンションシステム、ラウンジのソファのような座り心地を享受できる「アドバンストコンフォートシート」などを備え、快適な走りを享受できます。
今回の改良では、最新のデザイン言語に基づき、新しいフロントマスクが与えられています。丸みを帯びた顔つきが、直線的でモダンな意匠に変更。中央には、独立タイプのダブルシェブロンが配置されています。その左右に向けては、ピアノの鍵盤を思わせる縦型クロームのドットが用意され、ヘッドライト内部の上下にのびるデイタイムランニングライトにつながっています。
そして、V字シェイプのシグネチャーライトの採用により、精悍さを増したフロントデザインは、「シトロエン」ファミリーであることを主張しています。
また、フロントバンパー下部にあるエアインテークのグリッドは、シトロエンの象徴であるダブルシェブロンをモチーフ。さらに、ボトムには、スキッドプレート風の装飾が配置されています。
フロントサイドのエアスクープとボディサイドのエアバンプには、アクセントカラーを設定。また、リヤのLEDライトクラスターは、立体感が強調されたデザインになっています。ルーフは、ブラックのルーフレールと一体となるような2トーンになっていて、フォルムを引き締めています。
また、18インチアルミホイールは、ダイヤモンドカットが施された新しいデザインになっています。
インテリアで目を惹くのは、コンパクトなシフトセレクターとドライブモードセレクターの採用で、センターコンソールまわりがすっきりし、小物入れの容量が拡大しています。
そのほか、全グレード共通の仕様として、ブラックダッシュボードとドアアームレストのステッチがブルーとなり、足元のペダル類は、アルミになります。
自慢の「アドバンストコンフォートシート」も健在です。上級グレードの「PLUG-IN HYBRID」と「SHINE PACK」は、ダークブルーのナッパレザーになり、座面と背もたれの中央部分は、黒のパーフォレーテッドレザーのコンビネーションになり、柔らかな触感と上質な座り心地に進化。
また、フロントシートヒーター、シートバックに内蔵された8つのエアバッグでロングドライブをサポートする運転席マルチランバーサポートが備わり、快適性も引き上げられています。「SHINE」のシートは、背もたれ中央部分がアルカンターラ、サイド部はテップレザーを採用。なお、いずれのシートもダブルシェブロンをモチーフとしたブルーのステッチが施されています。
また、テールゲートは、ハンズフリー機能が搭載されたほか、全車に最新の先進安全装備を用意。前走車との車間距離を保つアクティブクルーズコントロールには、走行ポジションを維持する「レーンポジショニングアシスト」、渋滞時の車両停止後、再発進を自動で行う「トラフィックジャムアシスト」機能が統合されています。これにより、高速走行や渋滞走行時の疲労やストレスを軽減します。
さらに、車線変更時の後方確認をアシストするブラインドスポットモニター、車庫入れや縦列駐車でステアリング操作を自動で行うパークアシストも用意。ハイビームとロービームを自動で切り替えるインテリジェントハイビームも搭載されています。
搭載されるパワーユニットは、1.6L直列4気筒DOHCガソリンターボエンジン、8ATの「Pure Tech」。2.0L直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジン、8ATの「Blue HDi」。1.6L直列4気筒DOHCガソリンターボエンジン、電動対応型8ATの「PLUG-IN HYBRID」となっています。
●ボディサイズ
全長4500×全幅1850mm×全高1710mm
●価格
「SHINE(1.6Lガソリンエンジン/8AT)」:487万9000円
「SHINE Blue HDi(2.0Lディーゼルエンジン/8AT)」:509万4000円
「SHINE PACK Blue HDi(2.0Lディーゼルエンジン/8AT)」:552万5000円
「PLUG-IN-HYBRID(1.6Lガソリンエンジン+モーター/8AT)」:637万6000円
(塚田 勝弘)