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ポルシェ博士も作ったシリーズ・ハイブリッドは「内燃機関+電動機」最古の形態。その走りっぷりは?-その1-日産ノート【モロズミ的クルマのティスティング実況&考察】 | note-design_exterior | 9枚目の写真(全10枚)
ローナー=ポルシェシリーズハイブリッド自動車にはいくつかのバリエーションがあったようで、こちらはその中でも大型のもの。前後輪ともホイールの中に白いモーターの外殻が確認できる。つまり、自動車の技術史の中では「初のシリーズ・ハイブリッド」であるだけでなく「初の4輪駆動」であり、かつこのモーターは回生減速にも使えることから「初の4輪ブレーキ」ともなったエポック・メイキングな作品である。
オーストリアの電気産業(後のブラウン=ボベリ。現在はABB)で技術者として電動モーターなど最初の“修行”を積んだフェルディナンド・ポルシェが23歳でヤコブ・ローナー社に入り、「インホイール・モーター」と電池、内燃機関と発電機を組み合わせた「シリーズ・ハイブリッド」自動車を考案・製作して1900年のパリ万博に出展した。車両形態やモーターが4輪か2輪かなど複数のバリエーションが作られたことが知られている。この写真の車両は前2輪だけにモーターが組み込まれている。つまり後輪駆動以外はなかなか実現されていなかったこの時すでに前輪駆動。車輪への駆動伝達メカニズムがないから実現できた。
ローナー=ポルシェ、前2輪駆動モデルのレプリカ。ポルシェ博士が実現した技術史を今日の人々が追体験しようというプロジェクトの一環で制作された実走車両。インホイール・モーターを組み込んだ車輪(タイヤを含む)は実測で277kgあったという。
日産e-Powerの基本的な動力フロー。すなわちシリーズハイブリッド
日産e-POWERのパワーパッケージ(モーター、エンジンと直結の発電機)とバッテリー
ノートのドライブ・セレクターと走行選択スイッチ
日産ノート
日産ノートのインスツルメントパネル
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