■「スパーダ」をベースとした福祉車両もラインナップ
2022年5月26日(木)に発表、27日(金)に発売されるホンダの新型ステップワゴンには、「AIR(エアー)」と「SPADA(スパーダ)」のほかにも、福祉車両、ホンダアクセスによる純正アクセサリー装着車も設定されています。
福祉車両は、「スパーダ」がベースで、車いす仕様車(車いすの乗車位置が3タイプから選べる)とサイドリフトアップシート車を設定。
従来型から受け継がれた使い勝手に優れた3列目の左右分割式床下格納をはじめ、フローリングフロアはフラットで高い実用性も備えています。さらに、パワーテールゲートやトリプルゾーン式のオートエアコンも標準装備されるなど、乗員すべてが快適に過ごせるのが福祉車両のポイント。
車いす仕様は、電動ウインチが備わり、乗降時の負担を軽減。サイドリフトアップシート車は、2列目に車いすの固定点が増設され、リクライニング車いすの固定も可能になっています。
ホンダアクセスによる新型ステップワゴン向けの純正アクセサリーは、メインユーザーであるファミリー層に向けて子育てのニーズなどに応えるアイテムが用意されています。
定番のエクステリアパーツは、「エアー」と「スパーダ」という、2つのグレードごとにスタイリングのコーディネイトが設定されています。「エアー」は「SPORTS MIX(スポーツミックス)」をキーワードに掲げ、タフなイメージを印象付け、アクティブなイメージを付加させるアイテムを用意。
具体的には、「フォグライトガーニッシュ」や「リヤコーナーガーニッシュ」で、アウトドアに映えるギヤ感を演出します。サイドビューに個性をもたらす「ボディサイドモール」、足元にはアルミホイールの「MS-046(マルチカラー塗装)」が設定されています。
「スパーダ」のコンセプトは、「EMOTIONAL SOLID(エモーショナ ルソリッド)」。エクステリアは、力強く印象的な佇まいが目を惹くメタリック基調のスタイルを構築できます。「フロントグリル」や「フォグライトガーニッシュ(LED ビームライト付)」で押し出し感を強調。
インテリアには、シーケンシャルイルミネーションが採用され、ロゴが流れるように点灯する「サイドステップガーニッシュ(LED イルミネーション付)」も設定されています。
また、小物類の収納に便利な「大型ルーフコンソール」やシート下のデッドスペースを有効活用できる「シートアンダーボックス」などを選択すれば、使い勝手が高まり、車内の収納もスマートにできるはず。
AV関連も用意されています。「ギャザズナビゲーションシステム」では、大画面の「11.4インチ Honda CONNECT ナビ」をはじめ、「9インチ Honda CONNECT ナビ」をラインアップ。
昇降機能による操作性アップや車両連携機能、ナビオプションも充実。さらに、ホンダ車で史上最大サイズを誇る「15.6インチ リヤ席モニター」を設定されていて、2列目だけでなく、3列目の乗員も迫力ある映像が楽しめます。
●福祉車両価格:339万6000円〜383万円
●主な純正アクセサリーの価格
「AIR SPORTS MIX」
・フォグライトガーニッシュ:4万6200円
・リヤコーナーガーニッシュ:2万9700円
・ボディサイドモール:5万9400円
・テールゲートスポイラー:4万1800円
・アルミホイール MS-046:2万7500円/1本
「SPADA EMOTIONAL SOLID」
・フロントグリル(ダーククロームメッキ):5万9400円
・フロントグリル(プラチナクロームメッキ):6万3250円
・フォグライトガーニッシュ(LED ビームライト付/ダーククロームメッキ):5万6100円
・フォグライトガーニッシュ(LED ビームライト付/プラチナクロームメッキ):6万3800円
・アルミホイール MG-029:2万7500円/1本
「AIR/SAPDA 」
・オートサイドステップ:20万6800円(左側スライドドア連動)/1万1000円(取付アタッチメント)
「インテリア」
・サイドステップガーニッシュ:3万1900円
・大型ルーフコンソール:2万6400円
・シートアンダーボックス:8800円
・11.4インチ Honda CONNECT ナビ:29万2600円(取付アタッチメント:4400円、パネルキット:5500円)
・9インチ Honda CONNECT ナビ:22万8800円(取付アタッチメント:4400円、パネルキット:5500円)
・15.6インチ リヤ席モニター:13万5300円(取付アタッチメント:1万2430円、サブハーネスアタッチメント:1870円)
(文:塚田 勝弘/写真:井上 誠)