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■オフシーズンの帰国時は蟹を満喫!
●日本でカニを満喫! 次はラーメン食べたい♪
3月9日(水)、F1のテストが行われるバーレーンで、アルファタウリの角田裕毅選手がレッドブル主催の記者懇談会にオンラインで参加し、日本の記者団の質問に応えていただくという機会を得ました。
2021年、小林可夢偉選手がF1に参戦してから7年ぶりになる日本人F1ドライバーとして活躍した角田選手。最終戦では4位という好成績でシーズンを終え、シーズンオフには日本へ帰国していたとのこと。
その際には日本でFIA-F4シリーズに参戦していたころのライバルだった大湯都史樹選手、小高一斗選手など、同年代のドライバー仲間と食事をしたことが至福の時だったと語ります。
「その中で、生意気かもしれないですけど、友だちとカニを食べた時は楽しかったですね! 海外に行ってから、日本のカニを食べることがなかったんです。日本で何を食べたら日本らしいか?と考えたときに、色々と候補がある中で自分はカニがすごく好きだし、しばらく食べる機会がなかったので、その一口目が至福のひとときでした」(角田)。
ヨーロッパに戻ってのオフシーズンはトレーニングに励む毎日だとのこと。
「去年感じたフィジカル面の弱点を克服しておきたかったですし、フィジカル面全体のレベルアップもするためにトレーニングをしていました。主に首のトレーニングですね」(角田)。
トレーニング自体はあまり好きではないという角田選手ですが、しかし「トレーニングは裏切らない」と、その成果に大きな手ごたえを感じているようです。
●2022年の新スペックマシンは乗りやすい!
2022年のF1マシンはレギュレーションが大幅に変更され、マシン自体が大きく変わりました。角田選手はその違いについて、「昨年よりは前のマシンの後ろにつきやすい」とのこと。後ろについて抜きやすいという印象があるようです。
また、13インチから18インチへと大きくなったタイヤについて、「13インチのリアタイヤは滑るとコントロールしにくかったが、今年はしやすくなった」と、こちらもいい手ごたえを感じているようです。
2020年、2021年とコロナ禍により開催が出来なかった鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリについては、「日本のファンの皆さんの前で走るのが強い夢。結果を残して、もっと期待してもらえるような状態で臨みたい」と語ります。
また、次に帰国した際の楽しみは何か?という質問に、「次はラーメンが食べたい。一番最初に目についた店に入ってしまうかもしれません」とラーメンへの恋しさも語っていました。
現在日本人唯一のF1ドライバーとして、日本のファンの前で走ることをかなり楽しみにしているという角田選手。今年こそはその姿をこの日本でぜひとも観たい!と強く感じさせてくれる内容のインタビューとなりました。
(松永 和浩)