■C3に搭載され好評のアドバンストコンフォートシートを採用
2021年11月25日(木)、シトロエンのコンパクトSUV、C3エアクロスSUVの改良モデルが、11月25日〜28日まで開催される下北沢シトロエン祭の会場で日本初公開されました。
このイベントは、元々小田急線が通っていた世田谷区の下北線路街空き地にてフランスの縁日をテーマに開催されています。会場には、初公開となるC3エアクロスSUVのほか、販売台数の半数近くを占めるベルランゴをはじめ、LE OETIT CITOENやTYPE-Hのキッチンカーが並んでいます。
またシトロエングッズの販売をはじめ、フランスの縁日をモチーフにアヒルすくいやハンドバランスボールなどオリジナルミニゲームを用意。そして、シトロエン車が登場する映画の野外上映やフランスにゆかりのあるアーティストによる生演奏など、子どもから大人まで家族全員が楽しめる空間が入場無料となっています。
今回発表されたシトロエンC3エアクロスSUVは、2019年7月に日本市場に導入されたコンパクトSUVです。最高出力130psを発生する1.2L直列3気筒ターボエンジン+6速ATによりキビキビとした走りが特徴です。
今回のマイナーチェンジでは、内外装を中心に変更されました。まず外観ではC3同様にシトロエンのアイコンであるダブルシェブロンから、サイドにV字状に伸びるクロームのラインは、上がデイタイムライト、下がLEDへッドライトへと繋がっています。
グリルは内部ルーバーの縦方向のラインを強調した意匠とすることで、よりボンネットの素材感を高めたSUVらしい逞しさを強調。フロントバンパー下部のスキッドプレートをイメージしたバンパーは、より直線的なものとなり重心の低さを表現しています。
リアデザインでは、リアクオーター部のベネチアンブラインド風の装飾をやめて、ブラックアウトしたルーフレールと相まって全体としてよりシックな雰囲気としました。
インテリアでは、まずインストルメントパネルにシート生地と同じ杢グレー(霜降りグレー)のファブリックを貼り込み、シートと統一された温かみを表現しています。このインテリアはメトロポリタンググラファイトと名付けられ、質感の高いカラーリングにより、居心地の良さとシックで現代的な雰囲気が漂っています。さらに、センターコンソール部は新たなクロームメッキの加飾が施されると同時に、パーキングブレーキの形状を変更。その生まれたスペースに2つのカップホルダーを新設しています。
シートには、C5エアクロスSUV、C3に続いて、アドバンスコンフォートシートを採用しました。このシートは、シートの生地裏に特別なフォームを配することで、身体とシートの当たり感を改善したものです。生地裏のフォームのボリュームを従来の2mmから15mmへと大幅にアップしたことから、疲労につながる車体の微振動をシートが吸収し、クラス最高レベルの乗り心地と座り心地を実現しました。
ラゲッジスペースは5人乗車時で520L、リアシートをすべて倒すと最大で1289Lまで拡大します。
ボディカラーはグリーンかかったシックなカーキグレーをコミュニケーションカラーに設定。そのほかではサイドの高いボルタイックブルーとルージュペッパーを追加しました。
C3エアクロスSUVのグレード構成は、車両本体価格293万5000円のシャインと、318万円のシャインパッケージの2タイプとなっています。
(文・写真:萩原 文博)
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