日の丸カラーのスペシャルマシンでW表彰台!トルコGP前のオンラインイベントでレッドブルの2人が離ればなれだった理由とは?【F1女子のんびりF1日記】

■日本GPのはずだった…

2021年F1第16戦トルコGP(10月8日-10日10日)。本来ならば鈴鹿サーキットで日本GPが開催されるはずでした。新型コロナウイルスの影響で残念ながら2年連続中止となってしまいましたが、朝晩は冷えるけれど天気が良いと昼間は汗ばむほど暑い気候は、日本GPを思い出しますよね。

トルコGP中は「今日は木曜日だから今頃サイン会をやっているかなぁ」なんて、ついつい日本GPのスケジュールを毎日思い出してしまったり。そんな中、ホンダが「ホンダ・ジャパニーズ・バーチャル・グランプリ」を開催してくれました!

hondaウエルカムプラザ青山
サイト内では「ウエルカムプラザ特別バーチャルツアー」も行われています!

ホンダウエルカムプラザ青山には歴代のチャンピオンマシンと日本GPで使用する予定だったトロフィーが展示されているということで、見に行ってきました!

残念ながら都合上トロフィーを拝むことはできなかったのですが(トロフィーのみ10月8日以降展示)、チャンピオンマシンが並ぶ姿は圧巻。

「ここに今シーズンのレットブルが展示されると良いなぁ」と思わずにはいられませんでした。

●イベントを見に来ているみたいでドキドキ!

さらに10月7日(木)にはレッドブル、アルファタウリのオンラインイベントも行われたのです! 画面越しではありましたが、実際にイベントに来ているような気分になれて最高に嬉しかった(涙)。

トルコGP
角田裕毅選手(2021年トルコGP)

角田裕毅選手(アルファタウリ)は日本GPで来日した際、食事を凄く楽しみにしていたそうで(リストアップまでしていたそうな笑)、それが叶わなくなってしまったことを残念がっていました。ちなみに、もつ鍋と松坂牛を特に楽しみにしていたそうですよ。

トルコGP
オンラインイベント中はリラックスした表情を見せてくれました(2021年トルコGP)

レッドブルの2人には、事前にツイッターで質問を募集し選ばれたラッキーな5名が直接質問できるという夢のような時間も! 私もこっそり応募してみましたが、残念ながら選ばれませんでした…。

面白かったのが「ホンダ50戦記念の動画で角田選手から日本語を教えてもらっていましたが、良い先生でしたか? また、覚えている日本語はありますか?」という質問。

セルジオ・ペレスが「スペイン語に似ている“サーキット”だけ覚えているよ。多分マックスのほうがよく覚えているんじゃないかな」とニヤニヤしながら答えると、「同じのを言おうと思っていたのに〜」と頭を抱えるマックス・フェルスタッペン。でも、“ありがとう”も覚えているそうで、角田選手のことは「裕毅は良い先生だったよ。『裕毅はボクより速い』と言わせたこと以外はね」と楽しそうに答えている姿が印象的でした。

トルコGP
移動中の姿も、ある意味貴重だったかも!?(2021年トルコGP)

ちなみにアルファタウリの2人は同じ部屋にいたのですが、フェルスタッペンは1人ぼっち。なぜかチームメイトのペレスはクルマの中にいます。

なんと間違った空港に向かってしまったそうで、急いでサーキットに向かっていると言うではないですか! 世界中を飛び回って旅慣れしているF1ドライバーが空港を間違えてしまうなんて、お疲れだったのかしら? ペレスも人間だったんだなぁと思った瞬間でした(笑)。

このオンラインイベントの動画は、ホンダレーシングF1の公式YouTubeで見る事ができます。記事の最後に動画を貼っておきますので、見逃してしまったという方はぜひチェックしてみてくださいね(質問にあったホンダ50戦記念動画も面白いので貼っておきます)!

●日の丸カラーのマシンに感動

そしてトルコGPでは、日本GPで披露する予定だったレッドブルのスペシャルカラーリングマシンが走行しました。日本、そして世界のホンダファンへ感謝の気持ちを込めて制作したというマシンは、1965年メキシコGPでホンダのF1初勝利を挙げた「RA272」のホワイトがモチーフにされたデザインで、マシンの側面とリヤウイングに“ありがとう”の文字が。

トルコGP
鈴鹿サーキットで観たかった〜(2021年トルコGP)

レーシングスーツもホワイトの特別デザインで、「レッドブル」、「マックス」、「チェコ」とカタカナで記されていて、びっくり! 日本GPのために準備していてくれたんだなぁと思うと嬉しくて涙がでそうになりました。

アルファタウリのリヤウイングにも“ありがとう”とペイントされており、レッドブルの心意気に感謝、感謝ですね。こちらこそ、ありがとう!

●またしても雨のレース

さてレースはというと、決勝日はまたしてもウエットコンディション。雨は止んでいるものの、曇りで路面が乾かず全車インターミディエイトタイヤでスタートとなりました。

トルコGP
バルテリ・ボッタス(2021年トルコGP)

ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)はパワーユニットのICE(往来のエンジンにあたる内熱機関)投入のため、10グリット降格。これによりチームメイトのバルテリ・ボッタスがポールポジションスタートとなりました。そして横に並ぶのは、日本のファンの想いを背負ったフェルスタッペン! 3番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、4番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、5番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)です。

もちろんスペシャルマシンのレッドブル、アルファタウリ勢にも注目していましたが、個人的には5番手スタートのアロンソに大注目。F1に復帰し、ここ最近は素晴らしい走りを見せてくれていたので、難しい路面状況を武器に表彰台を狙えるのでは!? いや、むしろ見たい!と思っていました。

トルコGP
スタートシーン。結構水しぶきが上がっていますね(2021年トルコGP)

しかしスタート直後のターン1でガスリーと接触し、17番手まで後退。残念すぎる(涙)。

ガスリーには5秒のペナルティが与えられましたが、行き場がなさそうに見えたし路面も滑りやすくなっていたでしょうし、レーシングアクシデントなのではないのかなと…。みなさんはどう思いましたか? それにしてもアロンソとガスリーのバトル、見たかったなぁ。

バトルといえば、ハミルトンとペレスの戦いは興奮しました。34周目、ハミルトンが4番手のペレスにしかけサイドバイサイド! 途中ヒヤリとする場面もありましたが、両者ぶつからない距離感を保っていたのはさすがでした。最後はペレスがブレーキングを遅らせ、4番手キープに成功。スペシャルカラーのマシンだったからか、ペレスがいつもよりかっこよく見えたのは私だけでしょうか!?

トルコGP
チャンピオンを抑える角田選手。日本からの声援がパワーになったはず!(2021年トルコGP)

そうそう、角田選手も凄かったですね。なんと言っても、2周目から8周目まで7度のワールドチャンピオン、ハミルトンを抑えたんですから! 何度もしかけプレッシャーをかけ続けていましたが、それを果敢にブロックした角田選手。

オンラインイベントで、「ホンダF1参戦最後の年なので、レッドブルレーシングでチャンピオンシップを取れたら最高だなと思います」と話していたのが有言実行されましたよね。この角田選手のブロックによってハミルトンのレース展開が大きく変わり、レッドブル2台の力になったと言っても過言ではないと思います。

●タイヤ交換するの? しないの?

路面の水量がなかなか減らず、全車インターミディエイトタイヤのまま進んでいったトルコGP。レース中盤に新しいインターミディエイトタイヤに交換するドライバーが続出するなか、なんとセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がドライタイヤに交換!

トルコGP
セバスチャン・ベッテル(2021年トルコGP)。

「え?大丈夫なの?」と思わずTVに向かって話かけてしまうほどびっくりな出来事でしたが、やっぱり全然走れてな〜い(汗)。ベッテルは無線で「ダメだ。機能していない」とチームに報告し、インターミディエイトタイヤに交換。ギャンブルに出たのはかっこよかったけれど、残念ながら失敗に終わりました。

このような路面状況のレースは、ドライバーによって様々な選択肢が出てくるので個人的にはもの凄く好きなのですが、ルクレールの「このタイヤで最後まで走っていいの?」発言には驚きました。そうか、インターミディエイトタイヤでスタートしたからタイヤ交換の義務がなくなったんだ。ピットインせずに走り続ければ勝てるかもしれない…!

トルコGP
4位でレースを終えたシャルル・ルクレール(2021年トルコGP)

ハミルトンも「ステイアウトしたほうが良いと思う」と走り続けます。結局、新しいタイヤを履いているドライバーのほうがペースが速く、2台とも交換せざるを得なくなってしまいましたが、最後までもつのかドキドキ、ハラハラで面白い時間でした。

ウエットコンディションのトルコGPを制したのは、ボッタス! 今シーズン初優勝です。レース終了後の無線で「イヤッハー! 楽しかった」と感情をあらわにしていて、私まで嬉しくなっちゃいました。

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ホワイトのレーシングスーツが輝いて見えました(2021年トルコGP)

そして2位フェルスタッペン、3位ペレスとレッドブル2台が表彰台へ! メルセデスの左右に日の丸カラーのマシンが並んでいる光景は、なんだか感慨深かったです。でもやっぱり、鈴鹿サーキットのたくさんのファンの前でこの姿を見せてほしかった(涙)。

2022年のF1カレンダーが発表され日本GPも入っていたことですし、来年こそは現地で安心して観戦できますようにっ!

yuri

この記事の著者

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yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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