高齢ドライバーの踏み間違い事故を減らす、トヨタの「安心ドライブサポートクッション」が新登場

■取付工賃不要で、価格は4290円〜

トヨタは、2021年10月15日にトヨタ販売店で新商品「安心ドライブサポートクッション」の販売を開始しました。

池袋で起きた暴走事故など、高齢者などによるペダル踏み間違い事故が社会問題化し、免許返納などの動きも出ています。最近は、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い防止装置などの採用が進み、既存車に対応する後付けの衝突被害軽減ブレーキも登場しています。一方で、とくに既存車への装着は補助金などもありましたが、ハードルがやや高いという面もあるでしょう。

高齢ドライバー
高齢ドライバーなどの足の開き方

そこでトヨタは、誰でも安心安全に運転をしてもらいたいという想いから、この新商品「安心ドライブサポートクッション」を開発。

同クッションは、筋肉の負担軽減、足の開きの補正、身体の安定性の3つの安心が考慮され開発されたもので、運転席に後付けする新商品になっています。

衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備に頼る前に、正しいドライビングポジションを取ることは、安全性に直結します。年齢や体型などにより、正しい運転姿勢が取りにくいことに対応するクッションで、踏み間違いの要因の1つである足の開きを低減できるそう。

高齢化により運転姿勢が変化したことで、「ブレーキペダルを踏んだつもりがアクセルペダルを踏んでいる」という状況に陥る可能性があるそう。

トヨタ
ニット素材の「Basic」

新商品「安心ドライブサポートクッション」のコンセプトとして、機能性として太ももを横から支え、股関節の開きを低減することを掲げています。クッション部は、太ももを横から支え、股関節の開きを低減させる構造になっています。筋肉の負担を軽減し、運転操作がラクになるそう。

また、大腿二頭筋腱の高さ(30mm)以上サポートするなど、高さを確保。それでいながら、乗降性を妨げないのもポイントです。さらに、足先を車両内側に寄せ、とっさの際に無意識にブレーキが踏めるように狙ったそう。

安心ドライブサポートクッション
クッションありのイメージ

汎用性も重視され、新車だけでなく既存車にも対応し、とくに高齢者比率の高い車種に適応。組み付け性も高く、取付工賃不要で、クッションをシート座面にかぶせて、前側コーナー部をゴムで引っ掛けるのみとなっています。

「Basic(ニット素材)」の価格は、4290円。「Luxury(スウェード調)」の価格は、6160円です。対応車種は既存車も含めて全43車種。なお、新型車は原則、全車種。既存車は、50歳以上の比率が50%以上、もしくは60歳以上の比率が40%という考えのもと、高齢者比率の高い車種に用意されます。

トヨタ
スウェード調の「Luxury」

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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