■40系のエンジン、駆動、排気系などのパーツが対象
トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)は、A70/A80スープラのヘリテージパーツ(復刻部品)の供給をはじめ、2000GTの部品オーダーを受け付けています。さらに、ランドクルーザー生誕70周年である8月1日に、1960~84年まで生産されたランドクルーザー「40系」の補給部品の復刻を発表しました。
同該部品は「GRヘリテージパーツプロジェクト」として復刻される予定。
このプロジェクトは、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というオーナー、ユーザーの想いに応えるべく、サプライヤーによる特別協力のもと、すでに廃版になっている補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組みです。
ティザーサイトがオープンするなど、新型も大反響を呼んでいるランドクルーザー。日本を代表するクロカン四駆として、「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」を掲げています。
日本でも生産終了後、数十年を経過したモデルを見かけることがあり、さらに海外では歴代のモデルが現役で活躍しています。とくに海外では、それぞれの車両が人の命や暮らしを支える、より豊かな人生を支える存在。しかし、近年は補給部品が欠品となってしまうケースが出てきたことから、復刻パーツの登場を願う声が数多く寄せられてきたそう。
このほど、世界各地のランドクルーザー専門ショップやファンクラブ代表などからのニーズをもとに、40系の「走る・曲がる・止まる」に関連する重要機能部品(エンジン、駆動、排気系など)について、ヘリテージパーツとして再販売する調整を進めているそう。
気になる時期は、2022年の初めごろを目処として、準備が整ったパーツから順次発売される予定。なお、WEBサイト内で復刻パーツの要望を記入できるアンケートフォームが用意されます。こうした要望や意見も参考に、次の復刻部品の選定に活用していくとしています。
ランドクルーザーは、この40系を皮切りに、それ以降の車両のパーツについても供給の検討を順次進めていく予定としています。40系以外のランクルオーナーも楽しみなニュースといえるでしょう。
(塚田勝弘)
【関連リンク】
ランドクルーザー(40系)復刻パーツアンケート
https://toyota.jp/cmpnform/pub/co/landcruiser_form_jp