新型トヨタ・アクアのエクステリアは、上質でシンプルな仕立てで「クラスレス」を追求

■センターコンソールに充電ケーブルを収納できるトレーを用意

2021年7月19日に発売された新型トヨタアクアは、5ナンバーサイズに収まるコンパクトサイズ(全長と全幅は同値)はそのままに、ホイールベースが50mm長くなっています。これにより、後席と荷室が拡大し、先代で狭いという声に応えています。日本が主力市場となるだけに、サイズをほとんど変えずに居住性や積載性を向上させたことはうれしいニュースです。

トヨタ・アクア
Z(2WD)の「ブラックマイカ」。写真はオプション装着車

エクステリアデザインは、「Harmo-tech(知性・感性を刺激する、人に寄り添う先進)」をコンセプトに掲げ、「上質」、「シンプル」、「クラスレス」なデザインが追求されています。

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「Z(2WD)」の「クリアベージュメタリック」。写真はオプション装着車

狙いどおり、シンプルな外観ではありますが、先代よりもメリハリのある面の構成をはじめ、ウエストライン(サイドウインドウの下端のライン)は、リヤドア後方から急激に跳ね上がるようなラインを描いています。さらに、前後に伸びやかなモノフォルムシルエットのキャビンと、左右に張り出したリヤフェンダーの組み合わせが、スマートかつエモーショナルで動きを感じさせます。

なお、設定されるボディカラーは、スマートなエクステリアに似合うシンプルでクリーンな質感の新規開発「クリアベージュ」をはじめ、上質感のある全9色が揃っています。

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写真は「Z(2WD)」。内装色は「コジー(ブラック×ダークネイビー)」

一方のインテリアは、機能をひとくくりに集約し、シンプルでクリーン、そして上質な空間が表現されています。ソフトな合皮巻きのオーナメントやアームレスト、便利で快適な合皮パワーシートなど、クラスレスで上質なデザインが与えられています。また、ポケッテリアも充実していて、ボックスティッシュなどが収納可能な助手席アッパーボックスをはじめ、センターコンソールに充電ケーブルをスッキリ格納できるスライド式トレーが備わり、便利でスマートな収納が揃っているのもうれしい点。

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センターコンソールに充電ケーブルをスッキリ格納できるスライド式トレーが備わる

さらに、操作性や視認性に優れた10.5インチ大型ディスプレイオーディオがトヨタのコンパクトカーとして初採用され、スマホ連携などの各機能も使いやすくなっています。

新型アクアの価格帯は、198万円〜259万8000円。

なお、新型アクアは、クルマのサブスク「KINTO」にもラインナップされます。Webまたは販売店で申し込みが可能で、7年プラン・ボーナス月加算11万円(税込)の場合、月額1万9580円(税込)から利用できます。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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