■工場での生産期間終了後は在庫限りに
マツダやホンダ、ジャガー・ランドローバー、そしてトヨタなどが補修部品などのパーツ復刻など、レストア事業に注力しています。
2021年6月29日、「TOYOTA GAZOO Racing」は「GRヘリテージパーツプロジェクト」として1986年~1993年に発売された「A70」スープラ、1993年~2002年の「A80」スープラの復刻部品を追加発売し、日本、海外(北米、欧州など)向けに再販売すると発表しました。
同プロジェクトは、すでに廃版になっている補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組み。A70スープラ・A80スープラでは2020年の復刻品目発表以来の品目追加になります。
今回の追加販売は、2021年7月1日から準備の整った復刻部品から順次、通常の純正部品と同様にトヨタの販売店で購入できますが、サプライヤーによる特別協力の上での限定生産になるため、工場での生産期間終了後は在庫限りになるそう。
品番や価格、生産期間などの詳細は、7月1日より準備が整った部品から順次「TOYOTA GAZOO Racing Web」サイトで公開されます。
2021年7月に発売されるのは、A70スープラがクラッチマスターシリンダー、クラッチレリーズシリンダー、ブレーキホース、ヒーターホース、エアコンスイッチノブ。8月に発売されるのは、フロントエンブレム(七宝で復刻。2020年1月に発表済み)。
8月以降に発売される予定なのがボデーサイドモール、TOYOTA SUPRAリヤエンブレム、フロントドアガーニッシュ、フロントサスペンションロアアームブシュとなっています。A80スープラ用は、2021年7月発売予定として、O2センサー、8月以降の予定でフロントバンパーが発売されます。
今回の復刻部品の追加発売に合わせて、7月1日よりA70/A80スープラのエンブレムをかたどったキーホルダーが各限定300個で販売されます。このキーホルダーは、「GAZOO Shopping」内の「TOYOTA GAZOO Racing collection」で購入できます。
既述のように、工場での生産期間終了後は在庫限りになりますので、必要とされている方は早めにチェックした方が良さそうです。
(塚田 勝弘)