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■F1女子プチ復活
皆さん、お久しぶりです。F1女子・yuriです。私事ですが2020年9月に第一子を出産しました! 慣れない育児にバタバタな毎日。でも、F1愛は変わらずで私の癒しの時間になっています。
つい先日、クリッカー・小林編集長から「F1の記事書かない?」とお声掛けいただき、F1女子プチ復活(!?)することになりました。育児をしながらの執筆なのでグランプリから日にちが経ってしまいますが、あたたか〜い目で見ていただけると幸いです。
●いつ見ても特別! モナコGP
では早速、新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となったモナコGPのお話を。
実は2年前、現地に母、妹と観戦しに行きました(レポートはコチラの記事をチェックしてみてください)。画面越しではありますが、久しぶりにモナコの景色をみると楽しかった思い出が走馬灯のようによみがえり、家族LINEは思い出話でもちきり(笑)。
世の中はこの2年で大きく変わってしまいましたが、あの特別な空間は2年前と同じで、なんだかホッとしました。
●モナコのヒーローに悲劇が…
私が今回注目していたのは、モナコ出身のシャルル・ルクレール(フェラーリ)。
現地に行った時はモンテカルロ駅に着いた瞬間からルクレール祭りで、お店の店員さんと「誰を応援してるの?」なんて話をすると、誰もが口をそろえて「もちろん、ルクレールだよ!」と言うほど、それはそれは大スターでした。
そんなルクレールが、今年はポールポジションを獲得! 予選でのクラッシュの影響が心配されましたが、ギヤボックス交換などのアナウンスもなくホッとしていました。しかし決勝前のレコノサンスラップで「ノー、ノー、ノー」と無線が流れスロー走行。嫌な予感がするぞ…。
なんとかピットに戻るも、ガレージから出てこない! 刻一刻とピットレーンクローズの時間が迫るなか、懸命に修復するクルーたち。不安そうな顔で見守る現地のファン。しかし皆の願いもむなしく、ルクレールはマシンから降りてしまいました(涙)。
不調続きのフェラーリがようやく速さ取り戻した矢先の出来事だったので、悲しさ2倍でした。
降格ペナルティ受けてもいいから、ギヤボックスを交換していれば決勝で走ることができたのでは? と思ってしまいましたが、「今回のトラブルはどのみち発生していただろうから、ギヤボックスのギャンブルとは全く関係ない」とのこと。
そうなのかなぁ。なんだかモヤモヤする〜!
●なぜボッタスばかり
可哀想といえば、バルテリ・ボッタス(メルセデス)も辛いモナコGPになりましたよね。
ここ最近、不運も重なりチームメイトのルイス・ハミルトンに負けてばかりでしたが、今回はハミルトン7番手、ボッタス3番手スタート。しかもルクレールがスターティンググリッドにつけず、優勝を狙う絶好のチャンスでした。
スタートで2番手をキープし順調に周回数を重ね、30周目にタイヤ交換のためピットイン。そこで事件は起こりました。右フロントタイヤが全然外れない! 何度も何度もチャレンジしますが、岩のようにびくともしません。結局外れることなく、ボッタスのマシンはガレージに戻っていってしまいました…。
なぜ、ボッタスばかり。ハミルトンのピットストップは完璧だったのに。バルテリさん、そろそろ厄除け行ってみては?(笑)
●気になる彼女が登場
2年振りのモナコGPで見事優勝したのは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)! モナコウィナーの仲間入りです。
そして、ホンダがモナコGPで勝ったのは1992年のアイルトン・セナ以来。日本人として嬉しいですよね。
さらにさらに! ドライバー&コンストラクターズランキングでハミルトン、メルセデスを抜きトップに躍り出たのも嬉しい!! ホンダF1参戦ラストイヤーで、ぜひ有終の美を飾ってもらいたいです。
フェルスタッペンの彼女、ケリー・ピケも嬉しそうでしたね。ご存知の方も多いかと思いますが、3度のF1チャンピオンを獲得したネルソン・ピケの娘さんです。
ケリーの元彼は、昨シーズンまでアルファタウリでドライブしていた、ダニール・クビアト。2人の間には可愛い娘ちゃんもいます。それが今年のお正月にケリーのSNSを見たら、フェルスタッペンとのラブラブな写真をあげていてびっくり!「なんか凄いな、ケリーちゃん」と思ってしまう私はお節介おばちゃん?(笑)
●フレッシュな表彰式!
2位はカルロス・サインツJr.(フェラーリ)、3位はランド・ノリス(マクラーレン)と、なかなかフレッシュな顔ぶれでしたよね。ノリスのインタビュー中に昨シーズンまでチームメイトだったサインツJr.が乱入し、嬉しそうにお互いを讃え合う姿には思わずほほえんじゃいました。
そんな中、フェラーリのチームクルーたちの中にルクレールの姿が! サインツJr.、チームを祝福しにきたのですね。本来なら自分があちら側にいたはずだと、悔しくて悔しくて仕方なかっただろうに。私が同じ状況になったらショックで帰っちゃうと思います。
F1はチームメイトが最大のライバルですが、一緒にチームを強くする仲間でもあります。仲間、そしてチームを思うルクレールの気持ちに、胸が熱くなりなした。やっぱりF1っていいなぁ。
モナコGPのドライバー・オブ・ザ・デーはセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)だったけれど、わたしはルクレールにあげたい! そう思ったモナコGPでした。
(yuri)