■タイヤはPROXES R1Rを使用
新型コロナが収束してくれれば、またマッド・マイクの走りが日本で見られる! TOYO TIRESがフォーミュラ・ドリフト・ジャパン(以下FDジャパン)への参戦を発表しました。
はじめに、このFDジャパンのことを簡単に説明しておきましょう。もともと、ドリフト競技は日本が発祥ですが、2003年にD1グランプリが遠征して行ったカリフォルニアでのエキシビションマッチを皮切りに海外でも火がつき、全世界に広がりました。
その後、アメリカでも独自のシリーズとしてフォーミュラ・ドリフトが始まりました。言葉の壁が低いことから各国から参戦するドライバーも多く、心意気のあるスポンサーが多いこともあり、もはや経済規模では日本のD1グランプリを上まわる競技イベントになっています。
そのフォーミュラ・ドリフトは、アメリカ以外でも各国でシリーズを開催していますが、その日本版がFDジャパンです。単走→追走という競技の流れはD1グランプリと同じですが、車両レギュレーションや審査基準が異なるため、独自の魅力があります。
TOYO TIRESはそのFDジャパンの2021年シリーズにも参戦するというわけです。このFDジャパン、昨年は新型コロナの影響もあって全戦が無観客で行われましたが、動画配信は全世界から延べ270万回の再生があり、注目度も高いイベントです。
TOYO TIRESがタイヤを供給してサポートするのは、マッド・マイク選手と川島将貴選手の2名。
マッド・マイク選手は、4ローターのRX-7を駆るニュージーランドのドライバーで、スピードとキレのある走りが魅力の世界的に有名なドリフトドライバーです。2020年1月からTOYO TIRESのブランドアンバサダーも務めています。
川島将貴選手は、D1ライツで2019年に1勝を挙げた選手。昨年は新型コロナの影響もあってドリフト競技参戦は中断していましたが、今年はGRスープラでニューマシンを製作してD1GP第1戦にも参戦しています。
ただ、残念ながら新型コロナの影響で、5月15、16日の第1戦(鈴鹿ツインサーキット)は無観客開催となってしまいました。また、マッド・マイク選手も初戦は参戦を見送ることになってしまいましたが、「次のレースではファンの皆様に満足いただける走行をしたい」と強い意欲を表明しているそうです。
ふたりが装着予定なのはドライ路面、ウェット路面を問わず抜群の安定性を誇るハイパフォーマンスタイヤTOYO TIRESのPROXES R1Rです。まず第1戦は生配信で川島選手の活躍を楽しみにしたいところです。
そして、マッド・マイク選手はロータリーエンジンと日本を愛する好青年。非常に明るく、サービス精神も旺盛です。走りも超一流なので、そのドリフトをまた早く日本で見たいものです。
なお、2021年のFDジャパンの開催スケジュールは以下の通りです。
Round1 | 5月15日(土)・16日(日) | 鈴鹿ツインサーキット | 三重県 |
Round2 | 6月5日(土)・6日(日) | エビスサーキット西コース | 福島県 |
Round3 | 8月7日(土)・8日(日) | スポーツランドSUGO | 宮城県 |
Round4 | 9月4日(土)・5日(日) | 奥伊吹モーターパーク | 滋賀県 |
Round5 | 10月9日(土)・10日(日) | 岡山国際サーキット | 岡山県 |
Round6 | 11月12日(金)・13日(土) | 富士スピードウェイ | 静岡県 |
(まめ蔵)