シトロエン C3 エアクロス SUVにスタイリッシュなインテリアの「キュイール」を追加

■カタログモデルよりも20ps/25Nm向上

欧州BセグメントのシトロエンC3と同様に「PF1」プラットフォームを使ってSUV化されたC3 エアクロス SUVは、世界で約29万台を販売するヒットモデルになっています。

C3 エアクロス SUV キュイール
「C3 エアクロス SUV キュイール」のエクステリア

ボディサイズは全長4160×全幅1765×全高1630mmとコンパクトで、1550mm以下の機械式駐車場などには入庫できませんが、狭い街中でも取り回ししやすいのが魅力。しかも後席を前にスライドさせると520Lというクラスを超えた広大なラゲッジスペースも確保できます。

2021年5月10日、特別仕様車の「C3 AIRCROSS SUV CUIR(C3 エアクロス SUV キュイール)」が設定され、同日発売されました。

C3 エアクロス SUV キュイール
キャメルカラーが目を惹くインテリア

車名は、フランス語のレザーを意味するCUIRから命名されています。同特別仕様車のハイライトは、キャメルカラーのハーフレザーシートの採用。

カタログモデルがツイード調のファブリックシートになるのに対し、「C3 エアクロス SUV キュイール」は、鮮やかな色合いが目を惹くキャメルブラウンのレザーとハウンドトゥース(千鳥格子)のファブリックとアルカンタラが組み合わされたハーフレザーシートが備わります。

C3 エアクロス SUV キュイール
シートバック上部と背もたれに千鳥格子を採用

ダッシュボードとセンターコンソールの一部がレザー同色のキャメルブラウンになり、ドアアームレスト部分も千鳥格子のファブリックに変更。スタイリッシュなインテリアが最大の魅力になっています。

ほかの装備では、フロントシートヒーター、運転席センターアームレスト、前方可倒式助手席シートバック、後席用ロールアップサンシェード、フロアマット、ラゲッジフロアボードなどが用意されます。

「CUIRパッケージ」装着車を選択すると、パノラミックサンルーフ、17インチアロイホイール、オールシーズンタイヤ、グリップコントロール&ヒルディセントコントロールなどが用意されます。同パッケージのグリップコントロールにより、FFながらトラクションコントロールとブレーキLSDを高度に統合制御することで、ラフロードや雪上などでも高い悪路走破性を確保できます。

C3 エアクロス SUV キュイール
キャメルカラーとブラックの2トーンカラーが目を惹く

搭載されるエンジンは、カタログモデルと同様に1.2L直列3気筒ターボ。同特別仕様車は出力とトルクが110ps/205Nmから130ps/230Nmにアップされています。

同時に欧州排ガス規制の「Euro 6.3」にも適合し、環境性能も向上。出力がアップしたにも関わらず、燃費はカタログモデルの14.7km/Lから16.7km/L(WLTCモード)と、約14%も改善しているのも美点。組み合わされるトランスミッションは、6速ATの「EAT6」。

設定されるボディカラーは、「サーブル(4万9500円の有償色)」「ナチュラル ホワイト」の2色です。ルーフカラーは「ノアール ペルラネラ」で、カラーパック(アクセントカラー)はオレンジになります。

C3 エアクロス SUV キュイール
「CUIRパッケージ」装着車を選択すると、人気のパノラミックサンルーフも装着できる

価格は「C3 AIRCROSS SUV CUIR」が303万円、「C3 AIRCROSS SUV CUIR CUIRパッケージ」が326万円です。非降雪地域で街乗り中心であれば前者を、降雪地域や林道などのラフロードも走るのであれば後者を選択するのがオススメです。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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