■最新の「Toyota Safety Sense」を搭載
2021年2月1日、トヨタのミドルサイズセダン「カムリ」が一部改良を受けました。現行カムリは「TNGA」をベースに仕立てられたモデルですが、2020年暦年の販売台数は1万2085台(前年比62.9%)と、販売面では新型コロナウイルスの影響も受けていそうです。
販売面のテコ入れを狙いたいはずの今回の改良では、「WS」、「WS“レザーパッケージ”」はよりスポーティに変身し、「G」「G“レザーパッケージ”」「X」はより華やかに、各モデルの個性が演出されたのが特徴。
エクステリアでは、フロントバンパーやヘッドランプ、リヤコンビネーションランプ加飾、フロントロアグリル、アルミホイールなどのデザインが一部グレードを除いて変更されています。インテリアでは、インパネなどの加飾が変更され、標準装備のディスプレイオーディオが8インチから9インチに拡大されています。
新規設定色の「プレシャスメタル」をはじめとするモノトーン5色、2トーン2色が設定されています(グレードにより設定色は異なります)。
さらに、先進安全装備もアップデートされています。先進機能が付加され、機能を向上させた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が搭載されています。こちらには、「レーントレーシングアシスト」が追加され、「ドライバー異常時対応システム」を採用。
さらに、「レーダークルーズコントロール」にカーブ速度抑制機能を追加されています。また、「プリクラッシュセーフティ」の検知対象に、夜間の歩行者、昼間の自転車運転者が加わると共に、交差点右折時の対向直進車、右左折時の対向方向から来る歩行者検知機能、緊急時操舵支援機能、低速時加速抑制機能を追加などが盛り込まれています。さらに、「パノラミックビューモニター」が「X」を除きオプション設定されています。
一部改良を受けたトヨタ・カムリの価格帯は、348万5000円~467万2000円となっています。
(塚田 勝弘)