●高得点連発!超高速コースでのドリフトは迫力満点!
10月も最後となった31日、大分県はオートポリスにてD1グランプリが開催されました。
新型コロナウイルス感染症の影響で当初のスケジュールを大幅に変更して開催されている2020シーズンのD1グランプリですが、今回は前回のエビスサーキットに続き、週末2連戦での開催となりました。
シーズン中盤となる第4戦が行われたこの日は雲ひとつない絶好の行楽日和となり、サーキットには朝から多くのモータースポーツファン、D1ファンが訪れ、観戦スタンドや激感エリアなどで今や世界中で盛り上がりを見せているドリフト競技を楽しみました。
午前中に行われた単走では、追走への予選通過となる16台中半数の8台が98点以上という激戦となる中、Team TOYO TIRES DRIFTの180SX藤野秀之選手が98.97という好記録で優勝。
チームメイトのGR Supra川畑真人選手や今シーズンD1GPルーキーの蕎麦切広大選手などが予選を勝ち抜けた一方、練習走行でトラブルが出たGR Supra斎藤太吾選手が単走開始前早々にリタイヤ届けを出したり、追走常連の選手でも単走予選敗退となるなど、D1シリーズ戦屈指の高負荷・高速コースとなるオートポリス大会は初日からサバイバルレースの様相を見せました。
●史上2人目となるD1GP3連勝を達成
ピットウォーク、ドラッグマシンのデモンストレーションランを挟んで行われた追走トーナメントでは、単走上位マシンが順当にベスト8に勝ち抜ける中、エビス大会で2連勝を飾り目下シリーズポイントリーダーのS15小橋正典選手が唯一単走上位ランカーを破ってベスト4、そして決勝まで勝ち進みました。
決勝戦での相手は単走優勝した藤野選手。この日の藤野選手は単走からノーミスで決勝まで勝ち進んで来ており絶好調、どちらが勝つのかまったく予想のできない非常に見応えのある決勝戦となりました。
決勝1本目では先行の藤野選手がまたもノーミス、100点の走りに対して後追いの小橋選手がビッタリとマシンを寄せて105点!5ポイントのアドバンテージとします。前後を入れ替えての2本目では絶好調の藤野選手でも追いつけないほどの超高速ドリフトを小橋選手が魅せ、エビス大会からの連勝を3に伸ばしました。
D1GP3連勝は2016年に斎藤太吾選手が記録して以来史上2人目の快挙となります。
走行後の会見で小橋選手は「4連勝、難しいのはもちろんわかっていますが、狙いたいですね」と、翌日の第5戦に向けても明るく意気込みを話していました。
果たして前人未到のD1GP4連勝という大記録が見られるのか? 11月1日の第5戦からも目が離せません!
(H@ty)