■387PS/500Nmの3.0L直列6気筒ガソリンターボを搭載
2020年10月16日に発表されたBMW 4シリーズ クーペには「新型BMW M440i xDrive」が新たに用意されています。ボディサイズは、全長4775×全幅1850×全高1395mm、ホイールベース2850mm。車両重量は1740kg。価格は1025万円で、ステアリングは左右共に設定されています。
BMW M社が開発する高性能マシンの「M」モデルには、2つのカテゴリーがあります。
1つは、サーキットでの走行を可能とした「Mハイ・パフォーマンス・モデル」、もう1つはサーキットで培われた技術を投入し、走りを高めた「Mパフォーマンス・モデル」。今回発表された「BMW M440i xDrive」は「Mパフォーマンス・モデル」になります。
搭載されるエンジンは、最高出力387PS(285kW)/ 5,800rpm・最大トルク500Nm/1,800-5,000rpmを誇る、3.0L直列6気筒BMWツインパワーガソリンターボ。
BMW自慢のインテリジェント4輪駆動システム「BMW xDrive」「Mアダプティブ・サスペンション」「Mディファレンシャル」の組み合わせにより、スポーティな走りと悪路でも高いスタビリティを確保するそう。なお、トランスミッションは8AT。
ベース車よりもさらに迫力を増したエクステリアも見どころ。
新型BMW 4シリーズのスポーティかつエレガントなデザインを活かしながら、「Mパフォーマンス・モデル」専用色の「セリウム・グレー」をキドニーグリルやエアインテーク、エアブリーザー、ミラーキャップに配置。Mパフォーマンス・モデルにふさわしい存在感と個性が強調されています。
さらにトランクリッドに「Mリヤスポイラー」が用意されたことで、見た目だけでなく、空力特性を引き上げ、高速走行時の安定性を向上させたとしています。
そのほか、高性能3眼カメラ&レーダーで検知する最先端の運転支援システムを標準装備。
「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」「レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)」「レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)」「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」「サイド・コリジョン・プロテクション」、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、「クロス・トラフィック・ウォーニング」、ペダル踏み間違い急発進抑制機能が標準化されています。
また、「OK, BMW」や「4シリーズ」と、呼びかける言葉を任意に設定することが可能な「BMW Intelligent Personal Assistant(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)」「BMWコネクテッド・ドライブ」などの車載インフォテイメントシステムも用意されます。
オンライン発表会で「日常のドリームカー」とも表現された新型4シリーズクーペ。中でも最もスポーティな「BMW M440i xDrive」がその筆頭になりそうです。
(塚田勝弘)