GRヤリスは「RS」「RC」「RZ」の3グレードを設定。各グレードの特徴は?

■中間「RC」グレードは、モータースポーツ参戦のベース車

GRヤリス
GRヤリスの走り(RZ “Highperformance”)

2020年9月4日に発売されたGRヤリス。ボディサイズは全長3995×全幅1805×全高1455mmで、全幅は1.8mをわずかに超えています。

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GRヤリスのインパネ

GRヤリスには、主に3つのグレードが設定されています。

最上級モデルの「RZ」は、新開発の1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン“G16E-GTS”に6MTの組み合わせで、駆動方式はスポーツ4WDシステム“GR-FOUR”になります。“GR-FOUR”は多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の新開発スポーツ4WDシステム。

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GRヤリスの機械式LSD

「RZ」は最上級グレードにふさわしい、圧倒的な加速とパンチ力のある伸びを体感できる高出力モデルで、卓越したハンドリングがウリ。

さらに、限界性能をより高めたRZ“High performance”も設定されています。同グレードには、冷却スプレー機能付空冷インタークーラーが標準装備され、前後のディファレンシャルにトルセンLSDも標準で備わります。6速MTはiMT。

足元にはBBS製鍛造アルミホイールにミシュラン「Pilot Sport 4S ラジアルタイヤ」が組み合わされています。こちらは「RZ“Highperformance”」に標準装備されます。

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「RC」向けの16インチベンチレーテッドディスクブレーキ

中間の「RC」は、モータースポーツへの参戦などのベース車としてカスタマイズに最適なモデルと位置づけられています。最上級の「RZ」がベースで、走りに必要な装備以外を極力排除されたレース参戦を見据えたモデル。1.6Lの直列3気筒インタークーラーターボエンジン“G16E-GTS”や、スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”などの基本性能は継承されています。また、ラリー用小径タイヤの装着を考慮したという、16インチベンチレーテッドディスクブレーキの採用もトピックス。

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電子多板クラッチ

エントリーグレードの「RS」は、新世代ホットハッチといえるGRヤリスの入門モデル。街中でもスポーティな走りを楽しみたいという人に最適です。「TNGA」の思想に基づく直列3気筒の1.5Lダイナミックフォースエンジン“M15A-FKS ”に2ペダルのCVTの組み合わせ。同CVTは、発進用ギヤが追加されたことで、低速から高速域まで力強くダイレクトな走りを実現する「Direct Shift-CVT」になっています。マニュアル感覚の操作が楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックのパドルシフトが装備され、WLTCモードで18.2km/Lの低燃費も美点となっています。

価格は1.5L直列3気筒エンジンとCVTの組み合わせになる「RS(FF)」が265万円。1.6L直列3気筒インタークーラーターボを積む6MT搭載の「RC(4WD)」が330万円、同パワートレーンの「RZ(4WD)」が396万円、同パワートレーンの「RZ “Highperformance”(4WD)」が456万円です。

そのほか、GRヤリスの魅力を最大限に引き出すカスタマイズパーツの「GR PARTS」も発売されています。GRヤリスでレースに参加する人向けや、日常生活の中でもファン・トゥ・ドライブを享受したい人向けまで、幅広い商品ラインナップになっています。

中でも競技仕様の「GR PARTS」(RS除く全グレード。GRガレージ限定販売)は社外のプロドライバーたちと造り込まれ、レースに勝つための技術を惜しみなく投入したそうです。

(塚田勝弘)

【関連サイト】
GRPARTS
https://toyotagazooracing.com/jp/gr/yaris/customize

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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