■上質な乗り味と大人のムードが漂うエクステリアが魅力
いわば旧世代といえる「PF1」プラットフォームを使いながらも、想像以上に上質な乗り味を披露してくれるのが、シトロエンC3エアクロスSUVです。
日本の狭い住宅街などでも取り回ししやすいBセグメント級のSUVで、欧州では累計25万台を超えるヒットモデルになっているそうです。
そのシトロエンC3エアクロスSUVに、特別仕様車の「C3 AIRCROSS SUV C-Series Chic Edition」が設定されました。昨年の100周年記念モデル「C3 AIRCROSS SUV Origins」に続く、グローバルな特別仕様車。
エクステリアは、シックな仕立て。「グリプラチナム」と「ナチュラルホワイト」のモノトーンのボディカラーが設定され、このボディカラーをベースに、同SUVの特徴であるリヤクオーターの「ベネチアンストライプ」が廃されています。ブラックルーフとルーフレール、そしてマット塗装の「ディープレッド」のアクセントからなるコーディネイトが目を惹きます。
●グリップコントロールを標準装備
インテリアも同様に、「ダークグレー」に「ディープレッド」のアクセントが配されたツイード調シート素材が採用されるのをはじめ、「C-Series」のタグがつき、フロアマットなどにもダークレッドのステッチを用意。
ほかにも特別仕様車の証として、ドアミラー下フロントドアにも「C-Series」のバッジ、ドアステップにも「C-Series」のロゴのメタル装飾が配されています。「C-Series」のCは、101年目を迎えたシトロエンが、創立以来追求してきた「Comfort(コンフォート)」のCであり、同時に「Chic」のCでもあるそう。
装備も充実していて、テップレザーダッシュボードや「Shine」グレードでパッケージオプションを選択しないと装着されないグリップコントロール(ヒルディセントコントロール付)を標準装備。また、純正装着されるタイヤは205/60R16のサマータイヤで、一般路での快適性や静粛性、燃費性能にも配慮されています。
特別仕様車「C3 AIRCROSS SUV C-Series Chic Edition」の価格は288万円です。なお、搭載されるエンジンは、最高出力81kW/5500rpm(110ps) ・最大トルク205Nm/1750rpmの1.2L直列3気筒ターボで、6ATの組み合わせ。ボディサイズは、全長4160×全幅1765×全高1630mm。
シトロエンC3エアクロスSUVは、先述したように、個性的なリヤクオーターの「ベネチアンストライプ」が特徴でしたが、同特別仕様車は落ち着い雰囲気が魅力になっています。
(塚田勝弘)