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■日本の大衆車を代表する存在
カローラは1966年に初代モデルが発売されて以降、日本を代表する大衆車として現在まで続いている車種です。
長い歴史のなかには様々な派生車が生まれ、スポーツモデルのレビンは未だに高い人気を誇ります。ただ前輪駆動FFになって人気を落としたレビンと対照的に、本家であるカローラはスタンダードモデルとしての価値が認められ世界各国で人気を確立します。
カローラが最も売れていた時代といえば6代目の1990年で、年間新車販売台数が実に30万台を突破しています。
バブル景気によるものと言えばそうですが、カローラの商品性が優れていたからこそ成し遂げられた記録でしょう。この6代目カローラが大人向けトミカと呼ばれるるトミカリミテッドヴィンテージNEOの新モデルとして12月に発売されることが発表されました。
●年間30万台以上が売れたマイチェン後をモデル化
2020年12月に発売されると発表されたのは、6代目カローラが1989年5月にマイナーチェンジしたときの上級グレードSEリミテッドです。商品名は「LV-N08c トヨタ カローラ1500SEリミテッド(ベージュ)」で、トミカリミテッドヴィンテージらしく1/64スケールで再現されました。
●バブル期を代表するカラーリングと装備
モデル化された1500SEリミテッドは1987年に発売された当初からの上級グレードで、1.5リッターDOHCエンジン(通称ハイメカツインカム)を搭載していました。先代モデルより全高が下げられ丸みを帯びたスタイリングは伸びやかさを感じられたものです。
今回のモデルではカラーリングをベージュにしたことで、伸びやかさだけでなく高級感まで感じられる佇まいになっています。
バブル期だったということもあってオプションのアルミホイール装着率が高く、今回のモデルではアルミホイールを採用していることも時代背景を反映しています。
●重量約45gで予定価格が2,500円のトミカリミテッドヴィンテージNEOトヨタ カローラ1500SEリミテッド
今回発表された新製品は1/64スケールダイキャスト製ミニカーで塗装組立済、パッケージサイズはW78mm×H42mm×D40mm(サック箱)、重量約45gで予定価格が2,500円(税抜き)とのことです。12月発売予定で版権元商品化許諾申請済です。
●背景も同時発売予定
ミニカーの展示方法は人それぞれですが、トミカリミテッドヴィンテージではミニカーと合わせて購入することで、風景を再現するキット「ジオコレ」もラインナップしています。今回のカローラと合わせて、「ジオコレ64♯カースナップ03a初詣」が同時に発売されると発表されています。
セット内容はミニカーのほかに鳥居や狛犬、神主や和服姿の男女のフィギュア、そしてミニカーにユーザー自ら取り付けるしめ飾りで構成されています。写真を撮って年賀状に印刷したり、SNSに投稿するなど楽しみ方が広がりそうです。パッケージサイズはW205mm×H130mm×D45mm、重量約160gで予定価格が5,000円(税抜き)になっています。
(増田 満)