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マツダ初の乗用車「R360」と「キャロル」【マツダ100年史・第9回・第3章 その2】 | スズキ・スズライト(1955(昭和30)年10月)。 | 2枚目の写真(全13枚)
トヨペット・クラウン(1955(昭和30)年1月)。いまも続く、設計を国産初でイチから行った、トヨタの高級乗用車。
スズキ・スズライト(1955(昭和30)年10月)。いまに至る軽自動車の直接的始祖。空冷2気筒359ccエンジンをフロントに載せて前輪を駆動。つまりこの時代にしてFF!
プリンス・スカイライン(1957(昭和32)年4月)。櫻井眞一郎が「地平線」から命名した、当時の5ナンバー上限1500cc乗用車。
トヨペット・コロナ(1957(昭和32)年7月)。トヨタ初のモノコックボディ車。コロリンとした外観から「ダルマコロナ」とも呼ばれた。
ダットサン1000(1957年10月)。型式は210型で、ブルーバード310の前身。日産が国産化したオースチンA50のエンジンを1500ccから1000ccにダウンして搭載した。
スバル360(1958(昭和33)年3月)。いまさら説明の必要がないだろう。「てんとう虫」と愛称された、360cc軽乗用車。
プリンス・グロリア(1959(昭和34)年2月)。スカイラインのボディに1900ccエンジンを載せ、中型車として発売。その関係性は、いまの日産フーガとスカイラインも近似している。
ダットサン・ブルーバード310(1959年8月)。縦長のテールランプの形から「柿の種のブルーバード」と親しまれた。
日産セドリック(1960(昭和35)年4月)。ブルーバードの上をゆくポジションの2000cc乗用車。フロントガラスをサイドまでラウンドさせる手法は国産車初だった。
マツダR360クーペ(1960年5月)。空気抵抗と重量低減、90km/hの速度が出ることに主眼を置いたため、4人乗ることもできる2人乗り主体のクーペスタイルとなった。いまテレビで流れている「マツダ100年」の企業CMで静かに動いているのはこのクルマだ。
当時の広告。「話題のくるまクーペ 新発売」。
マツダ・キャロル360(1962(昭和37)年2月)。R360クーペに対し、れっきとした4人乗り軽乗用車となった。リヤガラスの垂直(クリフカット)にしたのは、後席居住性向上のほか、エンジンの整備性と騒音低減にも有利だからだった。
マツダ・キャロル600(1962年11月)。R360クーペもキャロル&キャロル600も、造形はマツダのデザイナー小杉二郎氏が手掛けた。
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