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●「グランツーリスモ7」の新車種、新コース、新要素は?
日本時間・6月12日(金)朝5時という早い時間に、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、新型ゲームハード「PlayStation 5」の映像配信イベント「The Future of Gaming」で、ドライビングシミュレーター『グランツーリスモ7(以下GT7)』を発表しました。
グランツーリスモシリーズを手掛けるポリフォニー・デジタルの山内一典プロデューサーは、今までのナンバリングタイトルと同様に、カーライフシミュレーターの要素も取り入れている「キャンペーンモード」が今作の中心になると述べました。
●トレイラームービーからGT7を分析!
現在PlayStation 4向けに販売している『グランツーリスモSPORT』は、カーライフではなくリアルモータースポーツを強く意識そして連動できる作品として誕生しました。
FIA(国際自動車連盟)公認のeMotorsports国際大会が開催されたり、日本国内では国体のプログラムとして開催された実績を持つまでになりました。
しかしグランツーリスモシリーズのファンは、ただ世界中のライバルと1/100秒を競うレースだけではなく、現実と同じく自分好みの愛車を見つけたり、カスタマイズしたり、そしてメンテナンスしたりといったカーライフを楽しみたいという声が上がっていました。
そしてGT7では、それらがトレイラームービーの「GRANTURISMO IS BACK」に偽りなく戻ってきたみたいです。
上の写真はGT7のキャンペーンモードのメイン画面になります。今までのナンバリングをプレイしていたグランツーリスモファンにとっては待望の画面ではないでしょうか?街中に点在するアイコンについて予想すると
Home:プレイヤーの自宅。愛車が保管されている。様々なお知らせやプレゼントなど受け取る場所
Championships:オフラインでのシリーズ戦?
Sessions?:GT Sportにある、定期的にイベント内容が置き換わるデイリーイベントの可能性がある
Special Events:メーカー主催や期間限定のオンラインイベント、曜日や季節限定のイベント→もしかしたらクリアすることで特別なクルマがプレゼントされるかも?
School:ドライビングスクール。ナンバリングタイトルということでクルマの基本的な「走る・曲がる・止まる」から学べる場所と思われる
GT World:アメリカ、ヨーロッパ、アジア&オセアニアの3地域戦にエントリーする箇所。各地域に進行度?としてポイントが振られており、ポイントを満たすことで新たなレースやChampionshipに影響があるものと思われる。
Discover:現在の「GT Sport」と同じく、リバリーやフォトなど他プレイヤーが作ったコンテンツを検索する箇所だと思われる
Brand Central:過去のナンバリングタイトルの「カーディーラー」に相当する箇所。ここで新車やメーカーコンテンツにアクセスするものと思われる
Scape:「GT Sport」でも実装されているいわゆる「フォトモード」。世界中の素晴らしい景色と自分の愛車を組み合わせた写真を撮影できる箇所
Used Car:中古車売り場。国籍問わずランダムでお買い得価格で販売されている。過去作だと特定の日数で新車販売されていないクルマや低走行車が購入できたりした
Tuning Parts Shop(写真右中央中):チューニングショップ。過去には「HKS」「Mine’s」などチューニングブランドごとにあったが、今作では架空のショップ「UNDERSTEER ENGINEERING」が設置されている。パーツはグレード別になっており、「Entry(多分オススメ)」「City(街乗り)」「Sports」「Racing」そして「Extreme」が用意されている。初期作にあった市販車をレーシングカーに改造する「レーシングモディファイ」の復活が期待される。
GT Auto:過去作から「洗車」「オイル交換」「ボディリフレッシュ」「ホイールショップ」といったカーライフ要素の箇所と思われる。ここのアニメーションがどう表現されるのかが気になる
GT Cafe(今作からの新要素):ツインリンクもてぎにあるグランツーリスモ公式のカフェと同名のアイコン。GT7から新たに追加された新要素。コーヒーブレイク的な面白ミッションやグランツーリスモ公式のデジタルコンテンツを楽しめる箇所なのかもしれない?
GT Sport:FIA公式戦といったビックレースにエントリーまたはライブ観戦できる箇所だと思われる
MultiPlayer:プレイヤー同士で任意の設定で対戦部屋を作る箇所?
●シリーズ人気サーキットがディテールアップして復活!
今回のムービーでは初代から「6」まで必ず登場しているコース「トライアル・マウンテン」でのプレイ映像が収録されていました。
このコースは峠を彷彿させるアップダウン激しく、かつバンピーな架空コースです。過去作と比較してスタート/ゴール手前のシケインがよりテクニカルな直角コーナーに変更されています。
映像の後半では、このトライアル・マウンテンを最近追加収録された「マツダ RX-VISON GT3」で走行している映像に切り替わりました。インタフェースは現在のGT Sportと同じデザインですが、恐らく変更されるものと思われます。
●既にシリーズ初登場のクルマも!
そして主役であるクルマですが、今回公開された映像ではおおよそ40車種弱が登場しています。いくつか紹介します。
まだ具体的なディテールや発売時期についてはアナウンスされていませんが、グランツーリスモファンだけではなく、レーシングゲーム好きの期待を大きくもたせる映像だったと思います。
新たなニュースが入り次第お伝えしていきます!
(栗原 淳)