BMW X4にクリーンディーゼルエンジン搭載モデル「BMW X4 xDrive20d」が追加【新車】

■トルクフルな走りで人気のクリーンディーゼルを搭載した「BMW X4 xDrive20d」

SUVブームが世界中に広がる中、クーペなどの要素を融合させたクロスオーバーモデルも数多く登場しています。

BMWは、SUVのXシリーズで偶数が付くX2、X4、X6に「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」を名乗らせています。

BMW X4
BMW X4のフロントビュー

スタイリングなどベーシックなSUVでは飽きたらない層に、クーペルックを加味したモデルを提供することで、SUV全体でより多くのユーザーを獲得する狙いがありそう。

BMWだけでなく、メルセデス・ベンツはもちろん、ポルシェ、アウディなどのほかのライバルもそうした流れに乗りつつあります。

●190PS/400Nmの2.0Lディーゼルエンジンを搭載

2020年6月4日、ミドルサイズのSACであるX4に、2.0Lディーゼルが搭載された「BMW X4 xDrive20d」を追加され、同日から発売されました。BMW X3をベースとして仕立てられているX4は、全長4760×全幅1920×全高1620mmという、ワイドなスタイルが際立つサイズ。

BMW X4
X4のリヤビュー

搭載されるエンジンは、2.0L直列4気筒ディーゼルで、最高出力190PS/4000rpm・最大トルク400Nm/1750-2500rpmというアウトプット。WLTCモード燃費は、14.0km/Lとアナウンスされています。

装備は「アクティブ・クルーズ・コントロール」をはじめ、「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」などからなる運転支援システムの「ドライビング・アシスト・プラス」が標準化されています。

急停止や飛び出しなどを瞬時に判断し、ドライバーに警告すると共に、夜間や悪天候下でも安定して検知、警告することで、安全をサポートする先進安全装備。また、高速道路などでのロングドライブでもドライバーの負担を軽減させる機能も用意されています。

BMW X4
X4のインパネ

また、車載通信モジュールによる「BMWコネクテッド・ドライブ」も搭載されています。スマホ・アプリの「BMW Connected」の採用により、車両とユーザー、情報をシームレスにつなげ、より快適でスマートなモビリティ・ライフが提供されています。

なお、「BMW X4 xDrive20d」にも3年間の無償メインテナンス、タイヤ、キーの破損や紛失の際の費用サポートなどが含まれる「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」が提供されます。

「BMW X4 xDrive20d」の価格は、695万円。スポーティバージョンの「BMW X4 xDrive20d M Sport」が774万円です。クリーンディーゼルエンジンの搭載により、高速ロングクルージングを楽にこなし、航続可能距離の長さ(足の長さ)や燃費の面でも利点がありますから、X4の中でも人気モデルになりそうです。

※上記写真には、「BMW X4 xDrive20d」以外のX4モデルも含まれています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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