ヤリスクロスにライバル出現!? フォード・プーマがラインナップを拡充

■復活した2代目は、ハッチバックからコンパクトSUVに変身

1997年、初代フォード・フィエスタをベースに誕生したフォード・プーマは、ハッチバックモデルとして2001年まで販売されていました。

フォードが日本に参入していた時代には「エコスポーツ」というコンパクトSUVがあり、こちらは背の高さを感じさせるコンパクトSUVでした。

フォード プーマ
フォード・プーマのエクステリア

SUVとして復活を果たした新型プーマは、よりスポーティで、ハッチバック派生型のエクステリアに映ります。

フォードは、その新型プーマのラインナップを拡大し、パワートレインと装備レベルのオプションを追加しました。

今回、新型となる7速デュアルクラッチトランスミッションが搭載されたモデルと、豪華仕様の「プーマST-Line X Vignale ヴァリアント」が初めて選択できるようになったそうです。

フォード プーマ
フォード・プーマのインパネ

フォードは、プーマの生産のためルーマニアの工場に約2億ユーロを投資し、2008年以降の投資総額は約15億ユーロに達しているとのこと。

フォード プーマ
フォード・プーマのリヤビュー

新型プーマに用意されるラインアップは、125PSの1.0L「EcoBoost(エコブースト)」エンジン用の新しい7速オートマチックトランスミッション(オプション)で、138g/km・45.6mpgのWLTPを実現。

フォード プーマ
フォード・プーマのフロントシート

また、48Vマイルドハイブリッド技術も搭載されていて、プーマ・エコブースト・ハイブリッド・パワートレインは、6速MTと組み合わせた2つの出力バージョンを用意。

125PSの1.0L エコブースト・ハイブリッドは127g/km・49.6mpgのWLTPを発揮。155PSの1.0L エコブースト・ハイブリッドは、127g/km・49.6mpgのWLTPを実現。6速MTの1.0L エコブースト(125PS)は、132g/km・47.9mpg WLTPを達成しています。

トヨタ ヤリスクロス
トヨタ・ヤリスクロスのエクステリア

日本からは残念ながら撤退してしまったフォード。新型フォード・プーマのボディサイズは、全長4207×全幅1805×全高1537mm。

世界でのライバルは、全長4180×全幅1765×全高1560mmのトヨタ・ヤリスクロス、全長4295×全幅1760×全高1585mmの日産キックスあたりになりそうです。

日産自動車 キックス
日本には6月にも発売されると見込まれている日産キックス

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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