■170PS/202Nmの2.0Lガソリンエンジンを積み、価格は262万200円
2019年9月にフルモデルチェンジを受けたカローラ/カローラ ツーリングは、TNGA化されたことで走りの質感を向上させ、「Toyota Safety Sense」の標準装備化などの安全性の向上、そしてなにより、ワイド&ローのスポーティなエクステリア・デザインが人気を呼んでいそうです。
中でも若いユーザーを中心に幅広い層から支持を集めているツーリング(ワゴン)に、カローラで初めて「M20A-FKS」型の2.0L直列4気筒エンジンの「ダイナミックフォースエンジン」が設定されました。
なお、カローラには、1.2L直噴ターボ、1.8L NAエンジン、1.8Lハイブリッドが用意されています。
■特別設定色の「レッドマイカメタリック」「ブルーメタリック」を用意
同エンジンは、2020年6月1日に500台限定で発売されるカローラツーリングの特別仕様車「“2000 Limited”」に搭載されるもので、パドルシフト付10速スポーツシーケンシャルシフトマチックの「Direct Shift-CVT」との組み合わせで、力強い加速を味わえるスポーティワゴンといえそう。
ストップ&ゴーの多い街中はもちろん、高速道路や山岳路でもパワフルな走行が可能で、キャンプなどのアウトドア、ウインタースポーツやマリンスポーツなどで長距離を走る人に頼もしいパワートレーンになっています。
最高出力は170PS/6600rpm・最大トルクは202Nm/4800rpmで、車両重量は1370kgと比較的軽く仕上がっていますから、数値以上にパワフルな走りが可能になるはず。
気になる燃費は、WLTCモード燃費が16.6km/L。市街地モードは12.2km/L、郊外モードは16.8km/L、高速道路モードは19.4km/L。燃料はレギュラーガソリン指定です。
見どころは、2.0Lエンジンの搭載だけではありません。
足元は「切削光輝+ブラック塗装」の17インチアルミホイールで引き締められていて、シルバーメタリック塗装のルーフレールなどが特別装備されていて、よりスタイリッシュなエクステリアに仕立てられています。
ボディカラーは、特別設定色の「レッドマイカメタリック」「ブルーメタリック」の2色を含む、全4色が設定されています。
インテリアの質感向上、装備のグレードアップもトピックス。カローラツーリングの上級グレードに相当する装備に加えて、前席のホールド性が盛り込まれていて、スポーティグレードにふさわしいスポーツシートになっています。さらに、シート表皮に撥水加工が施された上級ファブリックが使われています。
インパネやセンタークラスターなどにレッド加飾が施され、スポーティグレードらしい仕立てになっています。センターコンソールやドアアームレストには、グレーのステッチが用意されるなど、ディテールのこだわりもオーナーにはうれしいところ。
装備では、前席両側のシートヒーター、ステアリングヒーター、エアクリーンモニター、ナノイーが特別装備されていて、快適性も高められています。
9インチのディスプレイオーディオにはブラック加飾が施されていて質感向上にひと役買っています。さらに、立体的に見えるオプティトロン3眼メーター(7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ付)、カラーヘッドアップディスプレイなどの先進装備も用意。
カローラ ツーリングの特別仕様車「カローラ“2000 Limited”」は、往年のクルマファン? にも響きそうな車名が与えられていて、価格は262万200円。駆動方式は2WDのみです。
カローラで初となる2.0Lダイナミックフォースエンジンの搭載をはじめ、充実装備、500台限定ですので、気になる方は急いだ方がいいかもしれません。
(塚田勝弘)