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●次の次の次にデビューするEVはクロスオーバーSUVらしい
外出自粛だろうが何だろが、というよりも外出できないからこそ止まらないネットサーフィン。すると、ときどき「これなに?」と思えるような写真に出会えうことも。
さっき、こんな写真を見かけました。
おや、ウインターテスト走行中のBMW。どれもまだ販売されていない車種ですね。正確に言えば中央は発売済の現行X3ですが、一部に偽装が施されているので「何かが新しい」のでしょう。
注目は、いまのBMWのラインナップにはない「平べったいパッケージングのSUV」。どうやらこれから登場するクロスオーバーSUVと考えて間違いなさそう。このクルマはいったいなんなのか、気になるところです。
どうやらこのクルマはBMWの次の世代へ向けたモデル「i NEXT」の模様。1充電での航続距離が600kmを超える電気自動車なのだとか。自動運転機能も搭載するようです。別アングルの写真もありましたよ。
世界各地でテスト走行を繰り返しているようですね。真横からみると、これまでのXシリーズに比べて天井が低いことが分かります(X2的ともいえます)。
気になる販売開始タイミングですが、2021年からドイツのディンゴルフィン工場で市販モデルの生産が始まるとBMWはアナウンス。まだ2年近く先ですが、テスト走行はかなり前から繰り返されているのですね。
●一部を隠した「X3」はどんなクルマ?
ところで、一部を偽装しているX3はなんでしょうか?
どうやら、X3をベースにピュアEV化した「iX3」の模様。X3はガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドモデル、そしてピュアEVとワンボディで4種類のパワートレインを選べるクルマになりそうです。「ゴルフ7」などの前例はあるものの、珍しいパターンといっていいでしょう。
こちらは2020年中に登場という噂もありますが、果たして?
●では、奥にある4ドアクーペはなんだ?
気になるのは、このなかではもっとも背の低いクルマ。クーペのようだけど4枚のドアが確認できます。つまり4ドアクーペのようです。デビューが噂されている4ドアクーペと言えばそう、「4シリーズグランクーペ」でしょう。
ただ、この車両はどうやらそれをベースにしたEVの「i4」という情報が有力。ついにiシリーズにクーペスタイルのセダンが登場するわけですね。パワーは500psオーバーとなり、市販化は2021年とか。
コロナ禍の影響で電気自動車への変化スピードが遅くなるという予測もあります。しかし、徐々にEVが増えていくことは間違いないでしょう。
そしてBMWからは「電気自動車へのシフトは当初の予測よりも遅いものとなりそうだ」といった声も聞こえますが、「iシリーズ」で他社に先駆けてEV専用モデルを展開し始めた同社だからこそ現実を理解しているのかもしれませんね。
とはいえ、EV時代に備えての準備は緩めることなく、しっかり進めるつもりのようです。
(工藤貴宏)