BMW 2シリーズ グラン クーペとゲームキャラクターの「パックマン」がコラボレーション

■「パックマン」が「グラン クーペ」というニッチなモデルをどうアピールする?

新型BMW 1シリーズでは「天才バカボン」のキャラクターを登場させて話題を集めたBMW。2019年10月31日に発表・受注が開始された新型2シリーズ グラン クーペでは、ビデオゲームキャラクターの「パックマン」とのコラボレーションが展開されます。

BMW 2シリーズ グランクーペ
BMW 2シリーズ グランクーペ

日本での狭い道路事情でも使いやすく、広い後席や荷室が用意された新型BMW 2シリーズ グラン クーペは、30代の男女を中心としたユーザー層を想定。80年代に流行した「パックマン」は、30代よりも40代、50代の人の方が馴染みがありそうですが、幅広い層にBMW 2シリーズ グラン クーペをアピールするはず。

とはいえ、コンパクトクラスといえばハッチバックやSUVが主流の中、どうやって訴求するのかも気になるところ。

BMW 2シリーズ グランクーペ
BMW 2シリーズ グランクーペが「パックマン」とのコラボをスタート

「パックマン」は、業務用ゲーム機として1980年に発売されました。「最も成功した業務用ゲーム機」としてギネス記録にも認定されている IP(Intellectual Property:知的財産)になります。

日本はもちろん、80 年代に米国で「パックマンフィーバー」といわれた空前のブームを巻き起こし、現在でも同国での認知度は98%、また米国以外でも多くの国・地域で90%以上の認知度を誇るそうです(「PAC-MAN」海外認知度:バンダイナムコエンターテインメント独自調査結果より)。

BMW 2シリーズ グランクーペ
BMW 2シリーズ グランクーペのリヤビュー

BMW 2シリーズ グラン クーペは、全長4526×全幅1800×全高1420mm、ホイールベース2670mm。218iグラン クーペには、2.0Lの直列3気筒ガソリンエンジンが搭載され、最高出力140PS(103kW)/4,600-6,500rpm・最大トルク220Nm/1,480-4,200rpmを発揮。駆動方式はFFになります。

BMW 2シリーズ グランクーペ
M235iの2.0Lエンジン

展示車両のM235i xDriveグラン クーペには、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンが搭載され、最高出力306PS(225kW)/5,000-6,250rpm、最大トルク450Nm/1,750-4,500rpmを発揮。駆動方式は4WD。

BMW 2シリーズ グランクーペ
BMW 2シリーズ グランクーペのインパネ

今回のコラボレーションは、2020年3月14日より「Game Changer.ジョウシキなんて、ひっくり返せ。」のキャッチコピーを掲げ、販売キャンペーンをはじめとした、マーケティング・コミュニケーションが開始されます。

BMW 2シリーズ グランクーペ
BMW 2シリーズ グランクーペとパックマンのコラボ

プレミアムコンパクトに初めて投入されるBMW初の4ドアクーペ・新型2シリーズ グラン クーペは、常識にとらわれず自分のスタイルを貫いて⽣きる人にピッタリとしています。さまざまな縛りを食べつくしてくれるパックマンとのコラボによって「常識や固定概念から解き放たれて⾃由に生きよう」というメッセージが発信されます。

BMW 2シリーズ グランクーペ
BMW 2シリーズ グランクーペのフロントシート

今回のコラボを基にしたTVCM、ウェブムービーが2020年3月下旬から放映される予定。ポップアイコンであるパックマンにとって2020年は生誕40周年だそう。実施が予定されているパックマンの様々な記念イベントにBMWの参加も予定されています。

BMW 2シリーズ グランクーペ
BMW 2シリーズ グランクーペのリヤシート

(文/塚田勝弘 写真/塚田勝弘、BMW)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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