トヨタが初めてミャンマーに車両生産会社を設立、ピックアップのハイラックスを現地生産

●トヨタが新車需要が伸びているミャンマーで現地生産をスタート

トヨタはミャンマーにおいて、同社初となる車両生産会社「Toyota Myanmar Co., Ltd.(以下、TMY)」を設立し、2021年2月からハイラックスを現地生産すると発表しました。

ミャンマーの自動車市場は、経済の発展により新車需要が大幅に伸びています(18年市場:約1.8万台、前年比2.1倍増)。トヨタは現在、ミャンマーにおいて、輸入によりハイラックス、ヴィオス、ラッシュなどの車両を販売しているそうで、今後も着実に拡大する市場を見据え、本年6月に「TMY」を設立し、拡販を目指すのが狙い。

TMYの新工場は、最大都市ヤンゴンの南部近郊に位置するティラワ経済特区が建設予定地で、投資額は約5,260万米ドルを見込んでいます。

新規雇用は約130人の予定で、2021年の稼働当初はSKD(セミノックダウン方式)でハイラックスを年間能力約2,500台で生産予定としています。なお、トヨタ・ハイラックスは、パキスタン、マレーシア、タイなどでも生産されています。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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