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■ハイスクリーンやグリップウォーマーなど専用装備が多数【ヤマハ ナイケンGT】
「これで温泉に行ったらととのうこと間違いなし!」
クリッカー長野(以下クリ):ナイケンはバイクのように傾いて曲がるのに、フロント2輪だからすごく安定しているんですよね。
ケニー佐川(以下ケニー):おっしゃるとおり! 「LMWアッカーマン・ジオメトリ」というヤマハ独自のステアリング理論に基づいて設計されているんだけど、これが超凄い。コーナーでは転ぶ気がしないし、昨年のメディア向け試乗会では大雨の中で楽々ヒザ擦りもできちゃった。
クリ:へえ~、スポーツバイクなんですね。でもなんで今回GTなんでしょうか?
ケニー:GTとは「グランツーリスモ」の略。つまり、長距離を高速で快適に移動できるスポーツツーリングマシンのこと。だからNIKEN GTにはハイスクリーンやグリップヒーター、快適性を増した専用シートやパニアケースを取り付けられる専用クラブバーが標準装備されているんだ。NIKENは元々旅バイクとしての資質が高いと思っていただけに、GTバージョンの登場は嬉しいね。
クリ:さすがヤマハ、ツボを心得ていますね!
ケニー:これだけ装備が充実したロングランナーだから、僕だったら都会を離れて温泉までひとっ走りしたい気分。LMWは路面や天候の変化に強いから、疲れず楽に距離を稼げるんだよね。行くとしたら、やっぱ草津がいいかな。あの強烈な硫黄の臭いとチリチリするような酸性の湯にとっぷり浸ると「ととのった~」って感じるんだよね。そのあと温泉まんじゅうを食べながら湯もみガールズのショーを見て…。
クリ:あのぅ、話が逸れまくってますけど…(白目)。
ケニー佐川が動画でレポート!
(長野達郎)
REPORT:ケニー佐川
バブル全盛期をRECRUITグループの会社員として謳歌した後、モータージャーナリストへ華麗に転身。元WGP500王者のケビン・シュワンツのスクールでライディングのメソッドを伝授され、現在は自身もライディングスクール校長を務める。ライテクと髭のお手入れについては一家言あり。