トヨタは工場でもCO2ゼロを目指す。愛知県やトヨタなどが「あいち低炭素水素サプライチェーン」を発表

2018年4月25日、トヨタ自動車元町工場おいて「あいち低炭素水素サプライチェーン」の発表会が行われました。

「あいち低炭素水素サプライチェーン」の第1号プロジェクトである「知多市・豊田市 再エネ利用低炭素水素プロジェクト」では、知多市、豊田市、中部電力、東邦ガス、豊田自動織機、トヨタ自動車という多様な主体が協働、協力、相互理解により、同日認定を受け、地産地消の水素エネルギー利用を開始すると発表しました。

世界的にEVが注目される中、トヨタはEVはもちろん、FCVにも注力しており、同発表会ではトヨタの内山田会長が改めて水素の利点を強調しています。

1つ目は「水素は使用中、CO2が発生しない」、2つ目は「自然エネルギーによる水素製造・地域での活用など、地産地消型に適したエネルギー」、3つ目は「水素は多様な一次エネルギーから作り出すことができ、エネルギーセキュリティの面で優れている」とコメント。

さらに、4つ目として「電気グリッドに水素グリッドを融合した社会を構築することで、さらなる低炭素社会構築が可能」であることを挙げています。

また内山田会長は、トヨタは工場でもCO2ゼロを目指し、第一歩として、走行中にCO2を排出しないFCVは、製造段階でもCO2ゼロを目指して、2020年にはFCV生産工程のCO2ゼロをこの元町工場で実現すると宣言しています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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